ロッテの育成・森遼大朗[撮影日=2019年2月7日]

◆ 1年目は二軍の登板は1試合

 ロッテの育成2年目・森遼大朗が、支配下選手を目指し腕を振っている。

 都城商高校から17年育成ドラフト2巡目でロッテに入団した森は、入団前に膝を手術したため、1年目の前半はリハビリが中心だった。夏前に復帰し、体力強化や技術練習で体作りに励み、昨年9月9日に行われたBCリーグ・武蔵との練習試合で実戦デビュー。「ちゃんと試合で投げられたのは良かった」と1イニングを無失点に抑え、最高のスタートを切った。

 「練習試合で投げたのがあったので、そこまで緊張とか不安はなく挑めた部分があります」と二軍の公式戦初登板となった9月19日の楽天戦も1回を無失点に抑えた。

 二軍の公式戦はこの1試合にとどまったが、シーズン終了後にはフェニックスリーグ、アジア・ウインターリーグ・ベースボール(AWB)で実戦経験を積んだ。

 「去年はシーズン中にほとんど投げられなかった。ウインターリーグではしっかり腕を振って投げようと思って入りました。台湾でそういう機会を与えてもらったのは自分の経験にもなったし嬉しかったです」。

◆ シート打撃、ラミゴ戦で一軍を経験

 オフに台湾のウインターリーグで実戦経験を積んだ森は、春季キャンプでシート打撃に登板し、一軍の主力打者と対戦。中村奨吾を中飛、井上晴哉を三ゴロと攻撃の軸となる2人をきっちりと打ち取った。

 さらに2月10日の台湾・ラミゴとの親善試合で一軍の試合に初登板。「すごくいい機会を与えてもらって、結果としても良い感じに出せたので良かったです」と1回を無失点に抑えた。

 現在は支配下選手登録を目指し、二軍で練習を積んでいる。森によると「現在は腕を振ることよりも、下半身をしっかり使い(上半身と下半身を)連動させて、結果的に腕を振れるという形を目指してやっています」と話す。

 「良かったり、悪かったりと日によって違うんですけど、今は投手コーチと話し合って、色んなことを試しています。充実した日々を過ごしていると思います」と実りのある日々を送っている。

◆ 支配下登録を目指す

 森は育成選手であるため、一軍の試合に登板するには支配下登録を勝ち取らなければならない。支配下登録の上限人数が70人で、現在ロッテの支配下選手登録選手は69人。この1枠を巡って、同じく支配下選手を目指す鎌田光津希、茶谷健太、和田康士朗と争うことになる。仮にシーズン途中に外国人選手、金銭トレードなどで選手を獲得した場合、その時点で枠が全て埋まってしまう。支配下選手になるためには、非常にハードルが高い。

 「しっかりゲームで投げて、一軍で使えるというところを二軍でアピールしないと全然、目にとまらないと思います。しっかり目にとめてもらえるように頑張っていきたいです」。支配下選手になるため、二軍の公式戦で結果を残していくつもりだ。

取材・文=岩下雄太

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