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イチロー、途中交代に「知ってましたよ、2打席って」

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マリナーズのイチロー
 20日、東京ドームで今季のメジャーリーグ開幕戦となるオークランド・アスレチックス対シアトル・マリナーズが行われた。

 マリナーズのイチローは、9番ライトで先発出場。2点を追う3回無死一塁の第1打席は、アスレチックス先発右腕フィアーズの外寄り142キロのストレートを打ち上げて二飛に倒れる。

 第2打席は1点リードの4回表、無死1塁で、アスレチックス2番手右腕ヘンドリクスの150キロ台のストレート、140キロ台後半のツーシームに対してファウルで逃れながら、3ボール2ストライクからの9球目、真ん中低め138キロのチェンジアップを見極め、四球で出塁。一塁線へ放った強烈なファウルボールもあり、スタンドのファンは色めき立ったが、快音は聞かれず、ため息が漏れた。

 その後、イチローは4回裏が始まるところでライトの守備位置に一度は就いたものの、途中交代となった。チームメイトは守備位置に就かず、三塁側ダグアウト前でイチローを出迎え、次々と抱擁。サービス監督とも抱擁し、アスレチックス側からも拍手が送られた。スタンドのファンからも大きな拍手が巻き起こる中、イチローは、やや目を赤くしながら三塁側ダグアウトへ下がった。
(イチロー打席結果:2打席 1打数0安打 1四球)

 東京で、しかも自身へ送る多くのファンの声援が高まる中での開幕戦。これまでとは形も雰囲気もまるで違う開幕だったが、イチローも試合後、「特別な開幕です」という言葉を発した。「やっぱり違う。見ているファンの人たちもなんか、ちょっと違う雰囲気で感じましたね。ジャイアンツとやってた時(プレシーズンマッチ)は、練習っぽい雰囲気が全体にありましたが、きょうはまったくなかった」と話した。

 4回裏、ライトの守備位置に一人だけ向かい、その後、交代となったシーンについては「知ってましたよ、2打席って」と話し、試合前から2打席で交代する予定だったことを明かした。その後、チームメイトたちとの印象的な抱擁があったが、「日本のファンの人がねぇ、どうなんだろう?アメリカではよくやるけど、ちょっと戸惑っただろうね」とメジャーリーグではよく見られる光景であることを語った。

 2打席での交代としたことにマリナーズのサービス監督は「もちろん彼にプレーしてほしかったし、他の選手も入れたかった。皆さんはイチローを見たいだろうと思う。しかし、チームにとってベストなことをやろうと思う。それが今回の決断に繋がった」と説明した。

 開幕第2戦の出場はあるのかも問われたが、サービス監督は「あす、イチローは出場する。スタメンで出るかはわからないが、どこかで出場する」と明言した。

 この東京での開幕2試合後、シアトルへ戻っても出場があるのかも訊かれたが、「一試合ずつフォーカスしている。まずはあすにフォーカスして、一試合一試合、見ていきたい」と一試合ごとの状態を見ながら起用を考える方針を示した。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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