試合後に会見、最後の雄姿か…
マリナーズのイチロー外野手(45)が21日、アスレチックスとのMLB開幕シリーズ第2戦(東京ドーム)に先発出場。8回の好機で遊ゴロに倒れるなど4打数無安打に終わり、8回裏の守備から退いた。ベンチへ下がる際は前夜同様、監督、選手らとハグ。この試合でメジャーデビューした菊池雄星投手は号泣していた。
2-0で迎えた2回、二死無走者の場面でイチローの名がコールされると、前夜に続き場内は大歓声に包まれた。アスレチックスの先発右腕・エストラダと対峙。2ボール1ストライクからの4球目を打ったが、三塁へのファウルフライに倒れた。3-0で迎えた3回も状況は二死無走者。エストラダの低め変化球にバットを合わせたが、鋭い打球は二塁手の守備範囲だった。
3-2で迎えた7回の第3打席は、無死二塁の好機。場内は三たび大声援で沸き返ったが、救援右腕・ソリアの前に見逃し三振に倒れた。4-4で迎えた8回も、二死二塁の好機。再びイチローコールに包まれたが、救援右腕・トリビノの前に遊ゴロに倒れた。
その裏、前夜と同じく右翼のポジションに就いたあと、交代を告げられた。ベンチへ戻る際は、大歓声とイチローコール。再び監督、選手らとハグし、号泣している菊池にイチローは、「頑張れよ」と笑顔で語りかけた。
イチローは試合後、記者会見を予定。先発した菊池は勝利まであと一人の場面で降板したものの、5回途中2失点(自責点1)と上々のデビューを飾った。