◆ キャンプ中から好調、OP戦防御率は1.59
広島は24日、ソフトバンクとオープン戦(マツダ)を行い、6-6で引き分けた。オープン戦は全日程が終了。8勝4敗4分けの勝率1位で終え、球団が選ぶMVPには3年目の床田寛樹投手が選ばれた。
床田はキャンプ中の実戦からアピール。オープン戦でも計4試合・17イニングを投げ、防御率1.59を記録した。5日の巨人戦(マツダ)では、初回から4者連続三振を奪うなど、4回6奪三振無失点の圧巻投球。3月中旬の段階で開幕ローテーション入りの切符をつかんだ。
ルーキーだった17年も開幕ローテ入りを果たしたが、しばらくして左肘の不調を訴えた。同年7月に左肘の靱帯再建手術(通称=トミー・ジョン手術)を受け、丸1年リハビリ。昨年8月にファームで実戦復帰を果たし、「去年(ファームの)試合で投げ始めてから、絶対にローテーションに入ると、強い気持ちを持ってやってきた」と胸の内を語った。
シーズン開幕を前に「(オープン戦で)結果も出たし、自信を持ってやれる。少しでも長くローテーションに残って、4連覇に貢献できるように頑張ります」と左腕。1年目の早期離脱で一軍通算イニング数は17回1/3しかなく、新人王の資格も有している。