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イチローの同期から4人がメジャーリーガーに…引退後はそれぞれの道へ

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オリックスの1位は田口壮


 3月20日・21日に行われた東京ドームでのMLB開幕シリーズはマリナーズの2連勝で幕を閉じた。そして、イチロー(マリナーズ)が現役引退を表明。21日の試合後に記者会見を行い、多くの質問に答えた。

 イチローは1991年のドラフト会議で4位指名を受け、愛工大名電高からオリックスへと入団しキャリアをスタートさせたが、1991年のドラフト会議でプロ入りを果たしたイチローの同期の中にも海を渡りメジャーの舞台に挑戦した選手たちがいた。

 この年のドラフト組からは、イチロー以外に4人のメジャーリーガーが誕生した。そのひとりは、オリックスでイチローのチームメートでもあった田口壮。田口はオリックスと日本ハムから1位指名を受け、抽選の末にオリックスへと入団。その後、内野手から外野手へと転向し、球界屈指の存在になると、イチローの後を追うように2002年からカージナルスへと移籍した。

 さらに、フィリーズ、カブスと渡り歩き、8年間のメジャー生活で2度のワールドチャンピオンになっている。帰国後はオリックスで2年間プレーし、2011年に現役を引退。2016年からオリックスの二軍監督に就任し、2019年からは一軍野手総合兼打撃コーチになっている。


斎藤隆、石井一久、中村紀洋も同期


 競合したドラフト1位選手には斎藤隆の名前もある。大洋と中日の2球団が競合した斎藤は、大洋へと入団した。2年目から先発として活躍し、1996年には最多奪三振のタイトルを獲得。その後は中継ぎ転向もありながら、2006年にドジャースへと移籍した。

 7年間のメジャー生活で338試合に登板し、84セーブをマークしている。2013年には故郷でもある仙台の楽天へと入団し、球団史上初の日本一にも貢献。2015年にユニフォームを脱いだ。その後、パドレスへのインターンなどを経て、2017年からはパドレスの球団本部・環太平洋顧問を務めている

 石井一久も91年のドラフト会議で1位指名を受け、ヤクルトに入団した同期メンバーのひとり。2001年までの10年間で5度の2桁勝利を達成すると、同年オフにドジャースへと移籍。初年度から14勝を挙げる活躍を見せ、4年間で39勝をマークした。06年にヤクルトに復帰すると、08年には西武へとFA移籍し、2013年に現役を引退。現在は日米での経験を生かし、楽天でGMを務めている。

 メジャーリーグで実績を残すことはできなかったが、中村紀洋もこの年のドラフト4位で近鉄へと入団した同期だ。帰国後は様々な球団を渡り歩き、行く先々で結果を残した。現在は『N’s method』という野球教室・スタジオで、アマ選手・チームを対象とした野球指導を行っているようだ。

 イチローがプロへの門を叩いた1991年のドラフトでは、将来のメジャーリーガーが5人も指名され、それぞれが異なる形ではあるが現在も野球に携わっている。マリナーズが役職を用意しているという話もあるが、イチローはどのような道を進んでいくのだろうか――。第一線を退いてもなお、多くの耳目を集めるイチローの今後にも注目していきたい。


▼ 91年ドラフト組のメジャーリーガー
田口 壮(オリックス1位)
オリックス(1992~2001)
カージナルス(2002~07)
フィリーズ(2008)
カブス(2009)
オリックス(2010~11引退)

斎藤 隆(大洋1位)
大洋・横浜 (1992~2005)
ドジャース(2006~08)
レッドソックス(2009)
ブレーブス(2010)
ブルワーズ(2011)
ダイヤモンドバックス(2012)
楽天(2013~15)

石井一久(ヤクルト1位)
ヤクルト(1992~2001)
ドジャース(2002~04)
メッツ(2005)
ヤクルト(2006~07)
西武(2008~13引退)

中村紀洋(近鉄4位)
近鉄(1992~2004)
ドジャース(2005)
オリックス(2006)
中日(2007~08)
楽天(2009~10)
横浜・DeNA(2011~14引退)

イチロー(オリックス4位)
オリックス(92~00)
マリナーズ(01~12)
ヤンキース(12~14)
マーリンズ(15~17)
マリナーズ(18~19引退)
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