今回の移籍を飛躍のキッカケに
26日に発表された濱矢廣大投手(楽天→DeNA)と熊原健人投手(DeNA→楽天)の電撃トレード。シーズン開幕3日前に届いた一報から一夜明けた27日、両球団はそれぞれ入団会見を開いた。
楽天からDeNAへと移籍することとなった濱矢は「移籍の話を聞いて正直びっくりしましたが、今は1日でも早くチームに慣れ、勝利に貢献できるように頑張りたい、その気持ちだけです」と意気込みを語った。
2013年にHonda鈴鹿からドラフト3位でプロ入りした浜矢は今季がプロ6年目。ルーキーイヤーに初登板初先発で勝利投手になるも、2年目以降は中継ぎ左腕として37試合に登板したが一軍定着までには至らなかった。
「これまでなかなか思うような結果が残せなかったのですが、今回の移籍を良い方向に向かうキッカケにしたいと思います」。背番号「56」を背に新天地での再デビューを目指す。
地元帰還に「不思議な縁」
一方、今回の移籍で地元・宮城を本拠地とする楽天でプレーすることとなった熊原は、「このような形で帰ってきて不思議な縁を感じた1日でした」と、驚きの移籍を受け止めた。
楽天の安部井チーム統括本部長は「我々としては熊原選手に先発ローテーションの(一角を担う)ピッチャーとして期待して来ていただきました」とトレードの背景を明かし、本人も「先発の5枚目、6枚目をしっかり争って、そのチャンスをつかみ取れるようにこれから取り組んでいきたい」と前を向いている。
新たな背番号は「59」。まずはファームから一軍の舞台を目指すことになるが、「腕を振って自分らしくどんどん打者に向かっていく。その姿勢を忘れずにいきたいです」と意気込んだ。