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球春到来!2019年のプロ野球を見るならどのサービス!?

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いよいよ3月29日、長いペナントレースの幕が開ける。

3月29日にプロ野球が開幕


 いよいよ2019シーズンのプロ野球が幕を開ける。

 プロ野球ファンにとっては長かったオフ期間を経ての待ちに待った球春到来。ここから各球団が143試合のレギュラーシーズンを戦っていくことになる。

 野球というコンテンツの魅力・強さの1つにあげられるのが、ほぼ毎日、試合が行われるということ。当然、そのすべてを現場で目にするのは難しい。だからこそ、テレビ中継やラジオ中継が発達し、今ではテレビやラジオといった従来のメディアだけでなく、さまざまな形による動画配信サービスが生まれ、ファンが視聴方法を“選べる”時代になってきた。

 しかし、その一方で、多様なサービスの誕生により、「何を見ればいいのか」「どんなサービスがあるのか」が分かりづらくなっていることも事実。そこで今回は、様々な動画視聴方法や配信サービスを比較し、「どのサービスにしようか悩んでいる」「いちいち調べるのは面倒」といった人たちの参考の一助になればと思う。


様々なサービスが乱立


 前提として、プロ野球の中継を見ようということは、どこか好きな球団がある・好きな選手がいるといった理由からだと思う。当然、「1試合だけ見れればいい」、「ホームゲームだけ見られれば」という人は少ないだろうし、年間を通して多くの試合を見たいからこそ悩んでいるはず。そういった人たちを対象に考えると、複数の試合を網羅している『DAZN』や『スカパー!プロ野球セット』があり、パ・リーグに特化した『パ・リーグTV』『RakutenTV』『パ・リーグLIVE』といったサービスもある。

 環境が整っていればケーブルテレビの『J:COM』などの選択肢もあるが、値段設定の部分で比較が難しいため、今回は除外した。


 各サービスを順番に見ていきたい。まずは、日本のスポーツ観戦シーンに一石を投じた、ご存知『DAZN(ダゾーン)』から。視聴できるのは、広島とヤクルトを除く、セパ10球団の主催試合。全試合をライブ中継する『スカパー!プロ野球セット』には、網羅性という部分で適わないが、値段は『DAZN』が月額1750円(ドコモユーザーなら月額980円で利用可能)であるのに対し、『スカパー!プロ野球セット』は4075円と、倍以上の開きがある。

 パ・リーグのファンであれば、広島・ヤクルトの主催試合(3試合ずつ)を除く交流戦の試合を観戦することも可能なため、見れない試合が最大でも「6/143」であれば『DAZN』で十分というファンは多いかもしれない。

 ちなみに、今年の交流戦で広島とヤクルトの本拠地を訪れるパ・リーグのチームは、ロッテ、オリックス、ソフトバンクの3球団。今年に限れば、日本ハム、楽天、西武の3球団のファンは、『DAZN』でレギュラーシーズンすべての試合を観戦することができる。また、ロッテ、オリックス、ソフトバンクのファンも、年間を通して見れないのは、広島とヤクルトの主催6試合だけ。そのほかの137試合は視聴できるということだ。

 セ・リーグのファンにとっては悩ましいところだが、それでも各ビジターでの同一リーグの試合数は12試合程度。月額4000円以上かかるのであれば、「24/143」くらいは問題ないというファンもいるだろう。また、広島の主催試合を配信する『JSPORTSオンデマンド』や、同じくヤクルトの主催試合を配信する『FODプレミアム』のどちらかを活用すれば、金額はかさむが見れない試合は半減する。ある意味、年間で12試合程度は見れなくとも、4000円以下で大半の試合をフォローできるという考え方もできるだろう。

 逆を言えば、少しでも安く、少しでも多くの試合を見たいという広島とヤクルトのファンも、『JSPORTSオンデマンド』+『DAZN』=3550円(25歳以上のドコモユーザーなら2780円/25歳以下のドコモ以外のユーザーなら2650円/25歳以下のドコモユーザーなら1880円)、『FODプレミアム』+『DAZN』=2638円(ドコモユーザーなら1868円)という形をとる選択肢もある。

 アプリ等の使い勝手も年々改善されており、ハイライトや見逃し配信の視聴も簡単。何より最大の魅力は、スポーツコンテンツのラインナップの充実度。特にサッカーと野球が両方好きというスポーツファンにとって、『DAZN』の月額1750円というコスパは最強と言っていいだろう。



それぞれに特徴が


 以前からのプロ野球ファンであれば、やはり忘れられないのが『スカパー!プロ野球セット』だろう。 最大の魅力は、全試合のライブ配信。見たいときに見たい試合が見られるということ。専用のアプリがあれば、スマホからも簡単に視聴できるし、UIも改善されている。


 懸念点をあげるとすれば、専用アンテナなどの事前準備が必要であり、月額の料金も4000円を超えること。他のサービスと比べると少々割高に感じる人もいるだろう。留意しておきたいのは、専用アプリに見逃し配信機能はないし、一部エリア(広島県ほか)では、広島主催のライブ配信が視聴できない場合がある。見逃し配信に関しては、スカパー!オンデマンドと同サービスのアプリでは可能なものもあるので、その辺りのチェックは必要だ。


パ・リーグファンの悩みどころ!?


 より難しいのが、パ・リーグのファン。『DAZN』や『スカパー!プロ野球セット』はもちろん、より安価でパ・リーグの主催試合を全てカバーする『パ・リーグTV』『RakutenTV』『パ・リーグLIVE』といったサービスがある。『DAZN』や『スカパー!プロ野球セット』についてはすでに触れているので、ここではパ・リーグに特化した3サービスを比較してみたい。

 パ・リーグファンにとってもっとも馴染み深いのが『パ・リーグTV』。ファンクラブ会員であれば980円で視聴可能だが、それでも他のサービスより割高。とはいえ、配信する二軍戦の数や、様々な特集動画、マルチアングルや複数試合を同時に視聴することも可能で、アーカイブも2012年までさかのぼれるという、よりコアなパ・リーグファンに向けたサービスとなっている。

 一方、その安さが際立つのが『パ・リーグLIVE』だ。なんと500円をきる衝撃の安さ。Yahoo!プレミアム会員向けのサービスでもあるので、ソフトバンクユーザーや、ワイモバイルユーザーは無料。その他、Bリーグの試合も視聴でき、Yahoo!プレミアム会員の様々なサービス・特典も活用できる。

 また、『RakutenTV』を1年契約にすると5500円/年で、月額にすると『パ・リーグLIVE』よりも安くなる。プロ野球以外にも、NBAやヴィッセル神戸に関する動画、洋画・邦画、アニメ、ドラマなどもラインナップされおり、支払いで楽天ポインをためることも可能。プロ野球以外に興味ない人にとっては微妙だが、日頃から楽天カードを使用しているパ・リーグファンにはお得かもしれない。


広島とヤクルトファンには…


 『DAZN』で視聴できない広島とヤクルトのファンは、『スカパー!プロ野球セット』に加入するか、それぞれの主催試合を視聴できる『JSPORTオンデマンド』、『FODプレミアム』のみに留めるか、冒頭で触れたように、いずれかと『DAZN』を併用する形が考えられる。

 ちなみに、ヤクルトの試合は『フジテレビONE/TWOsmart』の2チャンネルセット(月額1000円)でも視聴できる。今回はより安い『FODプレミアム』を紹介したが、注意が必要なのは、ハイライトは『FODプレミアム』のみ、見逃し配信(1週間)は『フジテレビONE/TWOsmart』のみというところ。

 どちらでもライブ中継はされるが、試合後のサービスの違いに留意して選ぶ必要がある。もちろん、その他のドラマやバラエティなど、利用できるコンテンツにも違いはある。なお、『フジテレビONEsmart』では、あの「プロ野球ニュース」の視聴も可能だ。


 ここまで、様々なサービスに触れてきたが、簡単に振り返ると、コスパ最強で最も多くのスポーツコンテンツが楽しめるのが『DAZN』。一部球団(広島とヤクルト)の主催試合は見られないが、MLBの試合も含めると年間1450試合以上を放映予定で、「野球が一番みられる」のは『DAZN』になる。一方、少し割高だけど、プロ野球の全試合を網羅するのが『スカパー!プロ野球セット』。パ・リーグには、コアファン向けの『パ・リーグTV』、ソフトバンクユーザーはお得な『パ・リーグLIVE』、楽天カード利用者やNBA好きには『RakutenTV』といったところか。

 色々と細分化されており、書ききれないことも多いが、いずれのサービスも機器やネット環境等が整っていれば、(対応している)TV、PC、スマホ、タブレットで視聴できるため、それぞれの環境や事情に適した視聴方法でプロ野球を楽しむことができる。あとは自分のライフスタイルと重ね合わせ、どのサービスを選択するのかだけだ。
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