ニュース 2019.03.29. 19:00

今年の4人は戦力になる!? 開幕間際に支配下登録を勝ち取った選手たちは…

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川原、周東が支配下契約  ソフトバンクと支配下契約を結び、握手を交わす川原弘之投手(左)と周東佑京内野手=ヤフオクドーム

ソフトバンクが川原弘之、周東佑京と支配下契約


 2019年シーズンの開幕を3日後に控えた3月26日、ソフトバンクは川原弘之(27)、周東佑京(23)のふたりと支配下契約を締結した。川原は2015年以来4年振りの支配下復帰となり、周東は2017年育成ドラフト2位で入団してから初の支配下登録となる。

 今年に入ってから支配下登録を勝ち取ったのは、坂本工宜(巨人)、ルイス・ヒメネス(楽天)とあわせて計4人。この時期の支配下登録は、春季キャンプからオープン戦にかけて首脳陣からの評価を得たからこそである。各選手とも、「本当の意味での勝負」がここからはじまることとなる。

 春季キャンプからシーズン開幕までのこの時期に育成契約から支配下登録を勝ち取った選手は、その年にどのような成績を残しているのだろうか。過去5年で振り返ってみたい。


【2018年】
 昨年は、以下のの6人が該当する。

・堀内汰門(ソフトバンク)
一軍出場なし

・高木京介(巨人)
3試合 0勝0敗 防御率12.60

・木下雄介(中日)
14試合 0勝0敗1H 防御率5.40

・田川賢吾(ヤクルト)
1試合 0勝0敗 防御率0.00

・大村孟(ヤクルト)
9試合 打率.125(8-1)

・榊原翼(オリックス)
5試合 0勝0敗 防御率3.50

 支配下登録されたなかで最多の一軍出場者は、木下の14試合。しかし防御率は5.40と苦しんだ。榊原は5試合の登板で勝ち星こそつかなかったが、防御3.50とまずまずの成績を残し、今シーズンは先発ローテーション入りを期待されている。とはいえ、昨年の登板数が5試合だったことを思えば、一軍の戦力だったとまでは言えないだろう。

 また、田川、大村、高木は一軍のレベルでは数字を残せず、堀内は一軍での出場すらなかった。



初年度から結果を出した支配下復帰組


 続いて2017年から2014年までを見ていきたい。

【2017年】
・曽根海成(ソフトバンク)※現広島
2試合 打率.000(3-0) 本0 打点0

 当時ソフトバンクに在籍していた曽根海成(現・広島)が該当。しかし、一軍ではわずか2試合の出場に終わっている。


【2016年】
期間内の該当者なし。


【2015年】
・エディソン・バリオス(ソフトバンク)※現DeNA
30試合 0勝2敗1S20H 防御率3.18

・野間口貴彦(巨人)
一軍出場なし

・肘井竜蔵(ロッテ)
6試合 打率.143(14-2) 本0 打点2

・堂上剛裕(巨人)
59試合 打率.276(98-27) 本3 打点13

 当時はソフトバンクだったエディソン・バリオス(現・DeNA)が支配下登録を勝ち取り、中継ぎとしてブレイク。プロ野球記録に並ぶ17試合連続ホールドをマークし、オールスターゲームにも出場している。中日を自由契約となり巨人と育成契約を結んだ堂上剛裕は、代打としての活路を開いた。この堂上とバリオスに関しては、成功した例と言っていいだろう。

 肘井竜蔵(ロッテ)は数字を残せず、野間口貴彦(巨人)は一軍での出場がなかった。


【2014年】
・ファンミル(楽天)
7試合 0勝1敗 防御率4.15

・西村弥(楽天)
17試合 打率.250(12-3) 本0 打点1

・土田瑞起(巨人)
12試合 1勝0敗 防御率7.71

 ファンミル、西村弥の楽天の2選手、そして、土田瑞起(巨人)の3人とも数字は残せなかった。


高いハードルを越えらえるか!?


 過去5年を見ると、2015年のバリオスと堂上は支配下登録を勝ち取ったその年に結果を残しているが、その他の選手は即戦力とはならなかった。もちろん、現在でも現役の選手も多数含まれており、これから活躍する可能性は大いにある。しかし、育成から支配下登録を勝ち取り、即一軍で活躍するのはハードルが高そうだ。

 また、初年度から結果を残したバリオスと堂上は、初めての支配下登録ではなかったことも活躍要因のひとつだろう。彼らに共通するのは、支配下登録への復帰という点である。

 今年の4人を見ると、川原が支配下登録への復帰であり、開幕一軍のメンバーにも名を連ねた。その他の3人は初めての支配下登録で、ここから本当の意味での“トップレベル”を知ることになる。

 過去の例を見る限りでは、川原以外の3人が今シーズン中に台頭し、一軍で結果を残すのは難しい。その川原にしても、一軍での登板はわずかに3試合しかなかった。とはいえ、熾烈な競争を勝ち抜き育成契約から支配下登録まで這い上がってきたことは疑いようのない事実。多少時間はかかるかもしれないが、彼らが一軍の舞台で活躍する姿を楽しみに待ちたい。

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