● マーリンズ 2 - 7 カブス ○
<現地時間4月15日 マーリンズ・パーク>
カブスのダルビッシュ有投手が15日(日本時間16日)、敵地でのマーリンズ戦に先発登板し、6回途中2失点の粘投で今季初勝利(2敗)を手にした。
この日は有色人種初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンに敬意を表した“ジャッキー・ロビンソン・デー”。全選手が全球団共通の永久欠番「42」を背負いプレーした。
カブスは1回表、7番・ボートの2点適時二塁打などで3点を先制。ダルビッシュはその裏、二死から連打と四球で満塁のピンチを招いたが、最後は6番・ディーンをスライダーで空振り三振に仕留めた。2回も先頭からの連続四球でピンチを作り、遊撃・バエスの送球エラーの間に失点。それでも後続は抑え最少失点で乗り切った。
3回はテンポよく3者凡退で終えたが、4回は7番・ウォーラクに真っ直ぐを捉えられ、左越えソロを浴びた。1点差に詰め寄られたが、直後の5回表、カブス打線は4番・バエスの適時二塁打などで2点を加えた。
ダルビッシュは5-2の5回、二死二、三塁のピンチを背負ったが、5番・ロハスを空振り三振に仕留め勝利投手の権利をつかんだ。続投した6回は二死から死球を与え降板。代わった2番手のライアンが、しっかりと3つ目のアウトを奪った。
ダルビッシュは5回2/3で96球、4安打5四死球を許しながらも2失点。要所でスライダーが冴え8三振を奪い、防御率は6.11となった。