◆ マリナーズ4連敗、菊池はメジャー初黒星
マリナーズの菊池雄星投手が現地時間15日(日本時間16日)、本拠地でのインディアンス戦に先発登板。6回3失点も1-3の7回から救援陣にマウンドを譲り、今季初勝利はまたもお預けとなった。
この日は有色人種初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンに敬意を表した“ジャッキー・ロビンソン・デー”。全選手が全球団共通の永久欠番「42」を背負いプレーした。
過去3度、勝利投手の権利を得ながら、メジャー初勝利が遠い左腕。初白星を目指し今季5戦目に臨んだが、初回は二死からピンチを招き、2者連続となる適時打を浴びた。0-2の3回は先頭のホセ・ラミレスに、高めの真っ直ぐを力で左翼席へ運ばれソロ被弾。序盤の3回で3点を失った。
それでも4回は、この試合2度目の3者凡退。5回は二死から四球を与えたが、最後は粘る3番・ゴンザレスをスライダーで空振り三振に仕留めた。6回もテンポよく2者連続三振を奪い、前の回から3者連続。最後は6番・キプニスを遊ゴロに退けた。
菊池は6回92球を投げ、5安打5奪三振1四球3失点の内容。中4日で2試合連続となるクオリティ・スタート(QS=6回以上、自責点3以内)をマークし、防御率は4.23となった。
試合を作った左腕だったが、この日の相手先発は昨季防御率2位(2.21)のバウアー。開幕から好調な打線が、6回まで1得点に封じられた。
マリナーズは1-3の8回表、救援陣が5四死球を与え2点を献上。その裏、5番・エンカーナシオンの2ランなどで3点を返したが、結局4-6で4連敗を喫し、菊池にメジャー初黒星が記された。