会長付特別補佐も引き続き兼務

　シアトル・マリナーズは4月30日（日本時間5月1日）、東京ドームで行われた3月21日の試合を最後に現役引退を発表したイチロー氏（45）が、再び球団の会長付特別補佐に就任し、今後はインストラクターとして選手指導の役割も果たすと発表した。

　球団の発表によれば、インストラクターとしてのイチロー氏の役割は「主に外野の守備と走塁、打撃コーチとともに打撃面を指導する」というもの。昨年5月に就任した会長付特別補佐も引き続き兼務する。

　イチロー氏は2001年からメジャーリーグに参戦。マリナーズ、ヤンキース、マーリンズの3球団に所属し、計19シーズンプレーした。2004年にはジョージ・シスラー氏の記録を84年ぶりに更新するシーズン最多262安打をマーク。米国外出身選手では最多となる3089安打を記録するなど、数々の記録を打ち立てた。