ニュース 2019.05.08. 11:00

西武の“正捕手”森友哉が打率トップも…捕手の首位打者は過去3人のみ

無断転載禁止
西武・森友哉=メットライフドーム(C)KYODO NEWS IMAGES

森友哉にかかる期待


 開幕から1カ月以上がすぎ、12連戦中の球団はあるものの、ゴールデンウィークの大型連戦もひと段落した感がある。

 セ・パ両リーグともに打率ランキングを見ると、4割を超えるような極端に打率の高い選手は不在。「春の珍事」と呼ばれるような成績を残している選手はいないし、数字的には落ち着いてきた。

 そんななかで目を引くのが、“打てる捕手”森友哉(西武)だ。5月に入って率を落としているものの、強力な西武打線の主軸として打率.343(105-36)、5本塁打、28打点の成績を残し開幕から好調。パ・リーグの打率ランキングでトップに立っている。また、打点ランキングでも同僚の山川穂高(36打点)に次いでパ・リーグ2位タイ。復調してきた3番・秋山、本塁打と打点でトップに立つ4番・山川の後ろに、森が控えている強力打線は恐ろしい。

 「打てる捕手」の不在が叫ばれて久しい近年のプロ野球界だが、ここまでほぼすべての試合でスタメンマスクをかぶり、打撃ランキングの上位に名を連ねていることは特筆に値する。昨季のスタメンマスクが74試合だったことを考えると、このまま1年間を通してこの成績を残せるかは未知数だが、捕手としての首位打者獲得を期待したくなるような活躍ぶりだ。


過去には3人…パはひとり


 ちなみに、過去のプロ野球を振り返ると、捕手による首位打者は3人だけだった。

 直近では阿部慎之助(巨人)が2012年に打率.340(467-159)で首位打者に輝いている。この年の阿部は打点王(104打点)にも輝いており、堂々の打撃二冠。チームを優勝に導き、MVPも受賞するなど、まさに大活躍の1年だった。

 阿部の前は1991年の古田敦也(元・ヤクルト)まで遡る。この年、2年目だった古田は打率.340(412打数140安打)でタイトルを獲得。セ・リーグでは初の快挙でもあった。

 そして、捕手として初めての首位打者は、ご存知ノムさんこと野村克也(元・南海他)だ。1965年に打率.320(488-156)で首位打者に輝き、本塁打王(42本塁打)、打点王(110打点)と合わせ打撃3タイトルを独占。戦後初の三冠王にも輝いた。

 これまでに首位打者を経験した捕手たちは。いずれも2000安打を達成し、名球会入りもはたしているレジェンドたちだ。少し気は早いが、令和の“打てる捕手”として、球史にその名を刻むような活躍に期待したい。


【過去の捕手による首位打者】※所属は当時

<1965年>
野村克也(南海)
打率.320(488-156)

<1991年>
古田敦也(ヤクルト)
打率.340(412-140)

<2012年>
阿部慎之助(巨人)
打率.340(467-159)


※数字は2019年5月6日終了時点

【PR】埼玉西武ライオンズを観戦するなら「DAZN Baseball」

就任2年目の松井稼頭央監督は髙橋光成、今井達也、平良海馬、隅田知一郎ら充実の投手陣と足を絡めた攻撃にさらに磨きをかけ5年ぶりのリーグ制覇を目指す!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西