○ カブス 4 - 1 マーリンズ ●
<現地時間5月9日 リグリー・フィールド>
カブスのダルビッシュ有投手が9日(日本時間10日)、本拠地でのマーリンズ戦に先発登板。4回1安打1失点も6四球を与えるなど制球に苦しみ、勝利投手の権利を得られず降板した。
立ち上がりは上々だった。初回は先頭のロハスを空振り三振、続くプラドは右飛に退けると、3番・アンダーソンは空振り三振。15球で3者凡退に斬った。味方打線が1回裏に2点を先制すると、直後の2回表は先頭のウォーカーに四球を与えたものの、後続を3人で退けゼロを刻んだ。
3回は先頭の8番・ヘレラに四球を与えると、その後も2四球を許し二死満塁のピンチを招いた。それでも最後は、4番・ウォーカーをフルカウントから空振り三振斬り。ただ、この回だけで33球を要した。
4回も四球と盗塁で二死二塁とし、ヘレラに初被安打となる右前適時打を浴び1点を返された。次打者は投手の9番・リチャーズだったが、3ボール1ストライクからこの試合6つ目の四球。場内からはブーイングも聞こえた。
ダルビッシュは最少失点ながら4回までに97球。1安打7奪三振6四球のひとり相撲で、防御率は5.40となった。カブスは2番手・モンゴメリーが、5回71球、3安打無失点のロング救援で今季初白星。3連勝で貯金を今季最多の9とした。