◆ 史上初「開幕戦延長戦の満塁弾」
プロ野球セ・パ両リーグは17日、3・4月度の「スカパー!サヨナラ賞」受賞選手を発表。パ・リーグは日本ハムの中田翔、セ・リーグはヤクルト・青木宣親がともに初受賞を果たした。
中田は3月29日(金)に行われたオリックス戦の10回、一死満塁から左中間スタンドに劇的なサヨナラ満塁本塁打をマーク。チームに4年ぶりとなる開幕戦の白星をもたらした。
一死三塁からの“2者連続申告敬遠”に燃えた主砲。なお、開幕戦でのサヨナラ満塁本塁打は史上3人目の快挙で、開幕戦“延長戦”の満塁本塁打は史上初の快挙。また、中田自身のサヨナラ打は5本目となった。
▼ 中田翔・コメント
このような名誉ある賞をいただけて感謝しております。
開幕戦のあの場面は気持ちも入りましたし、
球場のボルテージも一気に上がっていたので、
良い意味ですごく興奮して打席に立てたなと思います。
今シーズンはチームのためにまだまだ活躍しないといけないですし、
今の状態をこれから巻き返していきたいです。
ファンの皆様、いつも熱い声援、本当に感謝しています。
これらかも皆さんにもっと良い試合を見せていけるように頑張りますので、
これからも応援よろしくお願いします。

◆ サヨナラ弾は14年ぶり
セ・リーグからは、ヤクルトの青木宣親が初受賞。4月6日(土)に行われた中日戦の延長12回に代打サヨナラ弾を放った。
3-3のまま迎えた12回裏も二死。引き分けムードも高まりきったなか、ヤクルトは最後の切り札として青木を打席へ送る。“一発回答”を狙ったような強振から放たれた打球は、そのままレフトスタンドへ吸い込まれた。
なお、青木のサヨナラ本塁打は2005年8月26日の横浜戦以来で実に14年ぶり。また、これが自身初の代打本塁打だった。
▼ 青木宣親・コメント
このような素晴らしい賞をとることができて本当に嬉しいです。
12回まで見てくださったファンの皆さんもありがとうございます。
あの時は、後がない状況で、
なんとか「自分が決めたい!」という気持ちで打席に立ちました。
サヨナラホームランはあまり経験がないので、
実際に入った時は自分でも驚きました。
決めたのは自分ですけど、チームのみんなが粘ったおかげだと感じています。
今、チーム一丸となって戦えていると思いますし、
これからも勝つことだけを考えながら頑張ります。