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前を向いてまっすぐに ロッテ・鈴木大地の“気持ち”の強さ

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ロッテの鈴木大地 (C)KyodoNews
 ロッテの鈴木大地は、どんなときでも変わらず試合前練習から前向きに、ひたむきに取り組んでいる姿が印象的だ。ホームで試合が行われる日は、全体練習の1時間半以上前に、グラウンドに姿を見せ、ランニングや打撃練習などで汗を流している。前夜のヒーローは今日も9時半すぎに、グラウンドで一人黙々とラニングをしている姿があった。

 昨年まで3年連続全試合出場を果たした鈴木だが、今季は日本ハムから16年本塁打王のレアードが日本ハムから加入したため、開幕直後は出場機会に恵まれなかった。それでも、一塁の井上晴哉が打撃不振で開幕直後に一軍登録を抹消され、一塁のポジションでスタメン出場すると、そこでチャンスをモノにし再びレギュラーの座を勝ち取った。井上が再昇格した現在は、指名打者でスタメン出場している。

 三塁の不動のレギュラーとして出場していた昨年から一転、置かれている状況が変わったなかで、自身と向きあい、変わらず前向きにプレーしている鈴木の姿というのは、ファンの心にも響いているのではないだろうか。

 「とにかく前を向いてまっすぐな思いでやるしかないという思いが強い。今年もそうですけど、気持ちが折れたり、腐ったりしたら終わり。いいプレーをして奢ってもダメ。東洋大学時代の高橋監督から教わった部分も大きいですけど、プロでも引き続きやれているかなと思います」。

 「結局、一喜一憂してもダメですし、いいこと悪いこともたくさんあると思うんですけど、自分が乗り越えるための試練だと思ってやらないと、と思う。そういう意味では曲がらない思いを持ってやらないといけないと思います」。

 それは中心選手としての自覚も関係しているのかと問うと、鈴木は「自覚もありますし、このまま終わりたくない。まだまだ終わりたくない。まだまだ若い子に負けたくない気持ちと、もっともっと最高なパフォーマンスを出したいという自分への思いがある」と答えが返ってきた。

 17日の楽天戦では追加点が欲しい場面で満塁本塁打を放ち、チームの勝利に大きく貢献した。状態が上がってこない選手がいるなかで、プレー面、そしてチームリーダーとして、鈴木の存在感の大きさが際立つシーズンとなっている。

 「(自分自身が)やれている部分と、それが出ない部分がありますけど、そういう思いだったり、やっていることは曲げずにできている。引き続き1年間走り抜けたらと思います」。どんな状況でもいつもと変わらず元気よく、前向きにプレーする。それが鈴木大地の強さだ。

取材・文=岩下雄太
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