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同じ失敗は繰り返さない!ロッテ・種市の修正力

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ロッテ・種市篤暉=ZOZOマリン(C)KYODO NEWS IMAGES
 4月29日の楽天戦でプロ初勝利を挙げたロッテの種市篤暉は、ここまで3勝を挙げている。

 開幕先発ローテーション入りを目指しアピールを続けていたが、オープン戦の終盤に中継ぎに回った。開幕直後はリリーフを務めていたが、4月29日の楽天戦からは先発を任されている。

 種市の凄さは先発で登板を重ねる度に、前回登板の課題を次の登板でしっかりと修正しているところだ。

 5回を2失点に抑えプロ初勝利を挙げた4月29日の楽天戦は、3回まで無失点に抑えていたが、4回に4連打で2失点、5回は四球と安打で一、三塁のピンチを招いた。3回以降は球速も落ち、やや苦しい投球となった。「ただ単純にバテました。勝ちましたけど、3、4回はしんどかった。そこは頑張らないといけないと思います」と反省。

 次の登板となった5月6日の日本ハム戦では、4月29日の楽天戦で失点した4回は走者を出しながらも無失点、続く5回は三者凡退に打ち取った。6回に2つの四球を出したが、「前回より投げられている感覚はありました。疲れは前回よりも慣れてきていると思っています」と課題を克服し、6回途中を2失点に抑えた。

 前回の登板よりも長いイニングを投げたがこの日の登板は、武器であるフォークではなく、スライダーを投げる場面が多かった。特に序盤は決め球のフォークではなく、スライダーを多めに投げていた。フォークが少なくなった理由に「あまり最近のフォークの状態がよくないので、もっと練習していかなければと思います」と説明し、次の登板までに修正することを誓った。

 次の登板となった5月16日のオリックス戦は、「良くも悪くもなくという感じだったと思います。ただフォークとスライダーはよかったんじゃないかなと思います」と振り返るように、フォークが冴えた。「フォークは前回の登板、前々回の登板で空振りが取れていなかった。ストレートとフォークのピッチャーなので、まずいなと思って練習していましたね」。吉田正尚に対しては、2ボール0ストライクからカウントを取るフォークでストライクを取り、ストライクからボールに落ちるフォークで空振りさせ、最後はフォークでレフトフライに打ち取った。フォークをよくするための具体的な修正方法については企業秘密とのことだが、「オフでやったことを見直して、いろんな動画を見て修正しました」と教えてくれた。

 この登板では、「ストレートがう〜んという感じでした。微妙でしたね」とストレートに納得がいかなかったという。「(キャッチボールでは)左肩をずっと意識していました。今の投げ方だと、自分の場合、体の開きがすごいわかりやすい。オフシーズンも教えてもらったので、ちょっと意識してキャッチボールに取り入れています」。ストレートの状態を良くするため、低い姿勢でキャッチボールを行うなど工夫を凝らし練習している。

 同じ失敗を繰り返さず、次の登板でしっかり修正してくる種市。「自分としては吉井さんが振り返ってくれますし、インタビューもしてくれて次への課題、次への意見もくれるので、すごくやりやすいなと思います」と吉井投手コーチに感謝する。

 先発に戻り3戦3勝だが、「満足はないですね」と種市。5月17日に一軍登録抹消となったが、18日と19日は一軍の試合前練習に参加し調整した。次の登板で、今回の反省点をどう修正し、どう進化するか非常に楽しみだ。

▼ 先発での今季投球成績
4月29日vs楽天
○ 5回 88球 6安打 4奪三振 2四球 2失点

5月6日vs日本ハム
○ 5回1/3 102球 5安打 4奪三振 3四球 2失点

5月16日vsオリックス
○ 6回 91球 5安打 6奪三振 2四球 2失点

取材・文=岩下雄太
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