ニュース 2019.05.25. 15:05

明大の優勝はお預け 森下「あした勝てれば」

東京六大学野球 春季リーグ戦(神宮球場)
第7週 1回戦
法大 4 - 4 明大
(プロ併用日規定により9回引き分け)

 明大は法大との1回戦は、4-4で引き分けた。

 勝てば2016年秋以来5季ぶり40回目の優勝が決まる明大は、今秋のドラフト候補としても注目されるエースの森下暢仁(4年・大分商)が「球自体で押すことができていたので悪くはなかったと思う」と150キロの速球に100キロ台のカーブ、さらにカットボールも駆使し、7回まで1安打無失点の快投を見せる。

 打線も1回に2点を先制、6回にも追加点を挙げ、3対0とリード。しかし、8回表、「コントロールも定まらず、逃げていたのかな、というピッチングをしてしまった(森下暢仁)」と、法大の先頭、主将の福田光輝(4年・大阪桐蔭)へ四球を与える。二死二、三塁から代打・中村迅(3年・常総学院)に「低めの球をすくわれてしまった」と148キロのストレートを右翼席へ運ばれ、同点の3ラン本塁打。

 さらに9回表2死1塁から福田に右越えの二塁打を許して4対3と逆転された。「勝てる試合を壊してしまった」とふり返った森下。それでも9回裏、明大は、2死走者なしと追い込まれながらも喜多真吾(4年・広陵)が法大の7番手・三浦銀次(2年・福岡大大濠)から右越えの同点ソロ本塁打を放って4対4とし、引き分けた。

 明大の優勝は、2回戦以降へお預けとなったが、主将でもある森下は「あした勝てればいい。そこで自分が投げるチャンスがあれば、しっかり投げたい」と前を向いた。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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