◆ 敵将、ピンチ広げてまで大谷勝負を選択
エンゼルスの大谷翔平選手が5日(日本時間6日)、本拠地でのアスレチックス戦に「3番・指名打者」でスタメン出場。1点を追う8回に同点となる押し出し四球を選び、珍しく感情を露わにした。
エンゼルスは5-7と2点を追う4回、二死一、二塁で大谷が3度目の打席に入り、3番手右腕・ペティットから、逆転となる5号3ランを放った。
しかし1点リードの8回表、エンゼルスは救援陣が乱れ8-9と再び1点ビハインド。それでもその裏、1番・ラステラの中前打などで二死一、二塁の好機を作ると、打席には2番・トラウト。ここでアスレチックスのメルビン監督は、トラウトを申告敬遠で歩かせ、満塁にしてまで大谷との勝負を選択。同時に救援左腕のバクターを投入した。
大谷は3ボール1ストライク後の直球を強振するも、これはファウル。それでもフルカウントからの6球目を冷静に見極め、エンゼルスは9-9の同点に追いついた。大谷は押し出しを選んだ瞬間、雄叫びを上げながらバットを投げ一塁へ。4回の5号3ランに続き、この試合4つ目の打点をマークした。