2試合連続完封逃すも圧巻のピッチング
全日本大学選手権の決勝が17日、神宮球場で行われ、明治大(東京六大学)が初優勝を目指す佛教大(京滋)を6-1で破り、38年ぶり6度目の優勝を果たした。
明大はドラフト1位候補の呼び声高い4年の“エース”森下暢仁投手が先発。3回まで佛教大打線をパーフェクトに抑える素晴らしい立ち上がりを見せると、4回に先頭の1番・八木に初安打を許したが、抜群のフィールディングで送りバントを二塁封殺。さらに、後続を併殺打に打ちとった。
6回には一死二塁のピンチを迎えたが、いずれも威力のある直球で連続三振に斬ってとる圧巻のピッチング。その後も縦に大きく割れるカーブやチェンジアップで打者を翻弄した。9回に2本の二塁打で1点を失い、2試合連続完封こそ逃したが、最後まで投げ切り胴上げ投手となった。
打線は3回に佛教大のミスに乗じて3点を奪うと、9回二死満塁から5番・喜多が走者一掃の適時二塁打を放って試合を決定づけた。
<全日本大学野球選手権:決勝>
【神宮】佛教大 - 明治大(終)
明|003 000 003|6
佛|000 000 001|1