広島・小園海斗

◆ 新打線がいきなり機能

 広島のドラフト1位ルーキー・小園海斗選手は20日、本拠地で行われているロッテ戦に「1番・遊撃」で先発出場。第1打席でロッテの先発・種市篤暉からプロ初安打を放った。

 報徳学園高から2018年のドラフト1位で加入した19歳のゴールデンルーキー。今季は開幕こそ一軍で迎えるも、3月中に登録抹消となり、プロデビューはお預けに。以降はファームで奮闘を続けていたところ、一軍の正遊撃手である田中広輔の調子が上がってこないこともあって20日に一軍昇格。即日「1番・遊撃」でスタメンに名を連ね、この日が嬉しいプロ初出場となった。

 1回の表は守備機会なく終わり、迎えた1回裏。イニングの先頭打者として打席に向かった小園は、2ストライクと追い込まれながらも外寄りの変化球をうまく拾うと、レフト前に落とす見事な安打。プロ初出場だけでなく、初打席で初安打をマークしてみせた。

 小園はその後バッテリーエラーで二塁へと進み、菊池涼介のバントで三塁へ。一死三塁とチャンスを拡大すると、3番の西川龍馬がセンターへの三塁打を放って生還。プロ初得点も記録した。

 さらに広島は4番・鈴木誠也にも犠飛が飛び出し、幸先よく2点を先制。期待のゴールデンルーキーの安打を足掛かりに、新打線がいきなり良い流れを作った。

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