ベイスターズの先発はドラフト1位ルーキーの上茶谷大河。5月11日のスワローズ戦から自身3連勝中の右腕は、交流戦でも安定した投球を披露。6月9日のライオンズ戦は5回2失点と試合をつくりチームの勝利に貢献し、同16日のホークス戦も7回1/3を無四球、2失点と、強打のパ・リーグ相手にも堂々のピッチングを見せている。
初回、簡単に2アウトを取った後、3番・浅村栄斗と4番・ブラッシュに連打を許して二死1,3塁にするも、続く銀次を鋭いスプリットで三振に仕留めてピンチを切り抜けた。その後、4回までは毎回ランナーを許しながら得点を許さない粘りのピッチングを披露する。
すると4回裏、ホセ・ロペスの死球を皮切りに、二死満塁として上茶谷が打席へ。ここで楽天の先発・岸孝之が投じた初球のチェンジアップをレフト前に運び、先制の2点タイムリーを放ち、これが決勝打に。最終的には6回を94球、被安打6、奪三振5の内容でマウンドを降りた。
その後もエドウィン・エスコバー、スペンサー・パットン、山崎康晃が無失点リレーを見せ、上茶谷は4勝目をマーク。交流戦の最終戦を最高の形で終えた。お立ち台に上がった上茶谷は、「ランナーを出したけど粘り強く投げられた」と自身の投球を振り返り、タイムリーに関しては「三浦コーチに1・2・3で振っていけ」とアドバイスを受けたことを明かした。
試合後、ラミレス監督も「今日は彼の日。ピッチングもタイムリーも素晴らしい」と評価し、「スタミナやアウトにする軌道など、あらゆる面で精度が上がっている」と、ルーキーの成長ぶりに目を細めた。
これで苦手とする交流戦を10勝7敗1引き分けで終え、目標の5割を大きく越えた。指揮官もリーグ戦に向け「5割、そしてAクラスへ一歩進めることができた」と手応えを口にした。毎年失速する交流戦でブーストをかけられたことで、リーグ戦に向けた戦いがますます楽しみになってきた。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
初回、簡単に2アウトを取った後、3番・浅村栄斗と4番・ブラッシュに連打を許して二死1,3塁にするも、続く銀次を鋭いスプリットで三振に仕留めてピンチを切り抜けた。その後、4回までは毎回ランナーを許しながら得点を許さない粘りのピッチングを披露する。
すると4回裏、ホセ・ロペスの死球を皮切りに、二死満塁として上茶谷が打席へ。ここで楽天の先発・岸孝之が投じた初球のチェンジアップをレフト前に運び、先制の2点タイムリーを放ち、これが決勝打に。最終的には6回を94球、被安打6、奪三振5の内容でマウンドを降りた。
その後もエドウィン・エスコバー、スペンサー・パットン、山崎康晃が無失点リレーを見せ、上茶谷は4勝目をマーク。交流戦の最終戦を最高の形で終えた。お立ち台に上がった上茶谷は、「ランナーを出したけど粘り強く投げられた」と自身の投球を振り返り、タイムリーに関しては「三浦コーチに1・2・3で振っていけ」とアドバイスを受けたことを明かした。
試合後、ラミレス監督も「今日は彼の日。ピッチングもタイムリーも素晴らしい」と評価し、「スタミナやアウトにする軌道など、あらゆる面で精度が上がっている」と、ルーキーの成長ぶりに目を細めた。
これで苦手とする交流戦を10勝7敗1引き分けで終え、目標の5割を大きく越えた。指揮官もリーグ戦に向け「5割、そしてAクラスへ一歩進めることができた」と手応えを口にした。毎年失速する交流戦でブーストをかけられたことで、リーグ戦に向けた戦いがますます楽しみになってきた。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)