ニュース 2019.06.26. 10:00

交流戦全108試合が終了!交流戦個人成績ランキング

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西武・中村剛也

108試合の熱戦に幕


 天候不良により順延となっていた「楽天-広島」が25日に楽天生命パークで行われ、今年で15年目を迎えた『セ・パ交流戦』の全108試合が終了。広島は交流戦の最下位が確定していたが、先発の九里亜蓮が無四球でプロ完封を成し遂げるなど、今週末から再開するリーグ戦に向けて期待を抱かせる勝ち方を見せた。

 交流戦全体では、パ・リーグが58勝、セ・リーグが46勝、4つの引き分けと、今年もパ・リーグ勢が貯金を作る結果に終わり、一足早く8度目の優勝(勝率第1位)を決めたソフトバンクが、優勝賞金3000万円を手にした。


ルーキー中川がヒット量産


 個人成績を振り返っても、打撃部門は特にパ・リーグ球団に所属する選手の名前が多かった印象。交流戦の終盤は、オリックスのルーキー中川圭太が5試合連続マルチ安打とヒットを量産し、新人では初となる交流戦の首位打者に輝いた。

 なお、打率2位には、ロッテの荻野貴司と鈴木大地の「1番・2番コンビ」が同率で並び、特にミラクルロッテの代名詞として勝負強い打撃を見せた鈴木は、本塁打や打点でも上位に名を連ねた。また、得点に直結する数字と言われるOPSでも、鈴木は「1.134」と圧巻の数字を残している。

 本塁打は、ヤクルトの山田哲人が8本でトップ。山田は今回の交流戦でヤクルト以外の11球団から本塁打を放ったことになる。ちなみにチームメイトの19歳・村上宗隆は、すでに10球団を制覇。ヤクルト以外ではロッテを残すのみとなっている。打点部門では『ミスター交流戦』と呼んでも差し支えない活躍ぶりを見せた西武の中村剛也が、自身の持つ満塁本塁打記録を更新するなど、断トツの成績を残した。

▼ 打率トップ5
.388 :中川圭太(オリックス)
.3684:荻野貴司(ロッテ)
.3684:鈴木大地(ロッテ)
.3676:糸井嘉男(阪神)
.349 :ビシエド(中日)

▼ 本塁打トップ5
8:山田哲人(ヤクルト)
7:松田宣浩(ソフトバンク)
7:グラシアル(ソフトバンク)
7:ソ  ト(DeNA)
6:鈴木大地(ロッテ)
6:岡本和真(巨人)
6:福田秀平(ソフトバンク)

▼ 打点トップ5
23:中村剛也(西武)
17:鈴木大地(ロッテ)
14:ブラッシュ(楽天)
14:グラシアル(ソフトバンク)
14:松田宣浩(ソフトバンク)
14:ロメロ (オリックス)
14:山田哲人(ヤクルト)
14:村上宗隆(ヤクルト)

▼ 盗塁トップ5
9:福田周平(オリックス)
6:荻野貴司(ロッテ)
5:源田壮亮(西武)
5:西川遥輝(日本ハム)
5:大島洋平(中日)
5:梅野隆太郎(阪神)
5:若林晃弘(巨人)

▼ OPSトップ5
1.134:鈴木大地(ロッテ)
1.094:松田宣浩(ソフトバンク)
1.085:ブラッシュ(楽天)
1.052:中村剛也(西武)
1.001:荻野貴司(ロッテ)


投手部門はあの右腕が躍動


 一方、投手部門では、中日の柳裕也が3戦3勝と活躍し、防御率もトップの「1.17」と安定した投球を披露。今季はひと味違うというところを見せている。また、防御率の3位には、最終戦でプロ初完封を成し遂げた九里がランクインした。

 勝ち星では先発の登板機会が少ないこともあり、ロッテの田中靖洋やオリックスのエップラー、DeNAのエスコバーといった中継ぎ投手陣が上位に名を連ね、左腕最速の160キロをマークして話題となったエスコバーは、18試合で10ホールドポイントを記録した。

 奪三振数は「33」のDeNA、今永昇太が、「14.37」という圧倒的な奪三振率でトップに。セーブ数は、抜群の安定感を誇る楽天の松井裕樹が8セーブを記録した。投手部門の個人成績は以下のとおり。

▼ 防御率トップ5
1.17:柳 裕也(中日)
1.29:山口 俊(巨人)
1.42:九里亜蓮(広島)
1.71:高橋光成(西武)
1.83:桜井俊貴(巨人)

▼ 勝利数トップ5
3:柳 裕也(中日)
3:田中靖洋(ロッテ)
3:エップラー(オリックス)
3:エスコバー(DeNA)
3:大竹耕太郎(ソフトバンク)

▼ 奪三振数トップ5
33:今永昇太(DeNA)
28:ロメロ (中日)
26:千賀滉大(ソフトバンク)
26:二木康太(ロッテ)
24:山口 俊(巨人)
24:柳 裕也(中日)

▼ ホールドトップ5
9:レグナルト(広島)
9:パットン(DeNA)
8:モイネロ(ソフトバンク)
7:藤川球児(阪神)
7:エスコバー(DeNA)

▼ セーブトップ5
8:松井裕樹(楽天)
7:山崎康晃(DeNA)
6:森 唯斗(ソフトバンク)
5:中川皓太(巨人)
4:益田直也(ロッテ)

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