● レイズ 4 - 8 ヤンキース ○
<現地時間7月5日 トロピカーナ・フィールド>
ヤンキースの田中将大投手が5日(日本時間6日)、敵地でのレイズ戦に先発登板。7回途中4失点で勝敗はつかなかった。ア・リーグ東地区首位のヤンキースは、同地区2位のレイズに6連勝。ゲーム差を8.5に広げた。
田中は2/3回6失点KOされた悪夢のロンドン登板(対レッドソックス)から中5日。この日も初回に一死一、二塁のピンチを招いたが、4番・ディアスを三振、5番・ロウは中飛に退け無失点スタートを切った。
2回以降も要所を締め3回までゼロを並べたが、1点リードの4回、先頭のロウにソロ本塁打を浴び同点に追いつかれた。味方に2点を勝ち越してもらった直後の5回も、先頭の9番・ズニーノにソロ被弾。それでも、リードを守って勝利投手の権利をつかみ、6回はこの試合初めて3者凡退で終えた。
しかし1点リードの7回、一死から8番・ブロソーに左翼フェンス二塁打を許すと、自らの暴投と9番・ズニーノへの四球で一死一、三塁のピンチを招き降板した。リリーフしたコルテスは死球と三振で何とか二死まで漕ぎつけたが、満塁から1番・キーアマイヤに痛打。2点適時打を浴び3-4と逆転され、田中は勝利投手が一転、負け投手の権利が発生した。
ヤンキースは8回、代打・ヒックスが7号ソロを放ち4-4の同点。田中の黒星は消えた。延長戦11回は2番・ジャッジが、この試合2発目となる9号ソロを放ち勝ち越し。その後、7番・カードナーも13号3ランを放ち一挙4得点とした。
田中は6回1/3で101球を投げ、2被弾を含む6安打5奪三振4失点の内容。5勝5敗は変わらず、防御率は3.86となった。