○ カブス 5 - 2 レッズ ●
<現地時間7月17日 リグリー・フィールド>
カブスのダルビッシュ有投手は現地時間17日(日本時間18日)、本拠地で行われたレッズ戦に先発登板。6回を投げて被安打2、7つの三振を奪い無失点の好投で4月以来となる3勝目を挙げた。
現地4月27日を最後に白星から遠ざかっていたダルビッシュだが、この日は立ち上がりからエンジン全開。初回は先頭から二者連続で見逃し三振を奪う好スタートを切ると、2回も先頭から二者連続で三振。二死からスクーター・ジェネットに死球を与えて走者を許すも、後続を内野ゴロに斬ってリズムは崩さない。
打線も初回にクリス・ブライアントがソロを放って幸先よく先制すると、2回にもアディソン・ラッセルが一発。順調なスタートを切ったダルビッシュを援護する。
援護を受けたダルビッシュもそれに応えるように、3回・4回と三振を1個ずつ奪って三者凡退。ノーヒットピッチングを継続。5回には先頭のデレク・ディートリッチに死球を当て、二死からフアン・グラテロルにこの日はじめての安打を許して一・二塁のピンチを迎えたものの、9番・投手のソニー・グレイを内野ゴロに打ち取ってピンチを脱出した。
迎えた6回、先頭のニック・センゼルに二塁打を浴びて無死二塁というピンチを背負うと、次打者の内野ゴロで走者が進塁。この試合はじめて三塁まで走者を進められてしまう。そこから打順は中軸へ、というところだったが、3番のユジニオ・スアレスを三ゴロに斬って失点を防ぐと、最後は4番のヤシエル・プイグを渾身の速球で空振り三振に仕留めてガッツポーズを見せた。
その裏、先頭のダルビッシュの打順で代打が告げられ、この日はお役御免。6回を投げて83球、被安打2、与四死も2、7奪三振で無失点。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りる。
試合はその後、カブスが7回に2点を加点。8回に2点を返されたものの、その裏にもう1点加えて5-2とし、最後はストッパーのクレイグ・キンブレルが締めて逃げ切り成功。カブスが勝利を収め、ダルビッシュは現地4月27日以来となる今季3勝目をマークした。