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今季はここまで一軍出場なし 二軍で準備を続けるロッテ・伊志嶺翔大

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ロッテの伊志嶺翔大
 「(打撃の)感じは良くなってきています。自分のタイミングというか、自分の間合いで打てていますし、ミスショットが少なくなってきているのかなと感じます」。

 ロッテの伊志嶺翔大は、19日に行われた四国IL選抜との二軍練習試合に『1番・中堅』で先発出場し、3安打2打点の活躍を見せれば、6日の楽天との二軍戦では猛打賞をマークするなど、先発出場した試合でしっかりと結果を残している。

 伊志嶺は10年のドラフト1位でロッテに入団し、新人時代の11年には126試合に出場して、打率.261、2本塁打、21打点、32盗塁をマーク。3年目の13年にも102試合に出場したが、近年は出場機会が減少。昨年は18試合の出場にとどまった。

 「なんとしてでもレギュラー争いすることと、チームの優勝の戦力になれるように頑張っていきたい」。

 オフの自主トレーニングでは、「足、打撃、守備、全ての面でレベルアップするためにやってきました」と技術を磨いた。伊志嶺は「本当に競争なので、積極的なアピールをしようと思ってやっていました」と2月10日に行われた台湾・ラミゴとの練習試合で、途中出場し1安打を放った。

 その後はファームで過ごしていたが、オープン戦終盤は一軍でプレーし、武器である“足”で存在感を見せた。3月15日に行われたラミゴとの練習試合で1試合4盗塁をマークすると、3月23日の巨人とのオープン戦では代走で登場し盗塁を成功。さらに、巨人の内野陣は前進守備を敷いていたが、内野ゴロで好スタートを切り三塁から生還した。オープン戦終盤、走塁面でアピールしたが、開幕は二軍で迎えた。

 開幕直後こそ二軍でスタメンで出場していたが、ここ最近は二軍の外野陣もドラフト1位ルーキー・藤原恭大をはじめ、菅野剛士、育成の和田康士朗、一軍復帰を目指す加藤翔平などがスタメンで起用されることが多く、ファームでも代走や代打での出場が多い。

 「いつ呼ばれてもいいように、試合に出ても出なくても、準備だけは怠らないようにと思ってやっています」。

 ある時には二軍戦が雨天中止となり、ロッテ浦和球場の室内練習場で、打撃練習が終わった後も、一心不乱にひたすらバットを振って汗を流す姿を見てきた。伊志嶺の言葉通り、試合に出ても、出なくても自分のやるべき準備を常に全力で行なっている。

 昇格するために、準備を続ける伊志嶺だが、7月に入りロッテは新外国人として同じ外野手のマーティンを獲得。外野のライバルが増えた。「自分のやるべきことを精一杯やるだけです」と伊志嶺。今季はまだ一軍昇格はないが、必ず伊志嶺を必要とする場面が訪れるはず。その時に結果を残せるようにするため、今はファームで準備を続けていく。

取材・文=岩下雄太
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