現役時代の三家和真(右から3人目)=札幌ドーム(C)Kyodo News

◆ プロ初本塁打

 21日の日本ハム戦に『9番・左翼』でスタメン出場したロッテの三家和真が、プロ初本塁打を放った。

 スイッチヒッターの三家は、3日のオリックス戦、右打席でプロ初安打を放ったが、この日のプロ初本塁打も右打席だった。

 初回に4点を先制し、なお二死一、三塁で三家に打席が回ってきた。1ボール1ストライクから日本ハムの先発左腕・堀瑞輝が投じたスライダーを振り抜くと、打球はレフトスタンドに飛び込んだ。これが三家にとって、嬉しいプロ初本塁打となった。

◆ 課題の右打席で一発

 三家はロッテに入団した17年から右打席を課題にしていたが、オフに内川聖一(ソフトバンク)、鈴木誠也(広島)といった“球界を代表する右打者”と自主トレを行った。

 その自主トレで、自身も気付いていた右打席の癖を内川、鈴木らにも指摘された。自主トレが終わったあとも、教わったことを継続的に取り組み、癖の修正に励んだ。

 開幕は二軍スタートとなったが、二軍では右打席で3月31日の巨人戦で田口麗斗、4月12日の日本ハム戦で北浦竜次から本塁打を放つなど、今季は開幕から右打席で長打が増えているように見えた。

 三家も「(開幕直後から)いい感じで打てている感触がありました。自分のなかで構えた感じとか、パチッとハマるものがあった。やってきていることが形になりつつあります。いい感じでアプローチできているのかなと思いますね」と手応えを掴んでいた。

 6月21日に今季初昇格を果たし、7月3日のオリックス戦でプロ初安打、そして21日の日本ハム戦でプロ初本塁打。一軍昇格後、打席が巡ってくる機会が多くはないが、2年ぶりにスタメン出場となった試合できっちりと“本塁打”という結果を残した。

 「今できること、やれることに全力を注ぐことが一番大事かなと思いますし、一軍に置いてもらって、試合の終盤からいくことが多いですけど、その中で自分が何をすべきか考えてやらないといけないと思います。一瞬、一瞬を大事にしてやっていったらいいんなじゃいかと思っています」。

 プロ初安打を放った直後の6日の取材でこのように話していた三家。まさに一瞬、一瞬を大事にした結果、右打席の癖の修正を継続して取り組んだ結果が、あの1打席に繋がったと言えるのではないだろうか。広島を2年で戦力外となり、NPB復帰を目指し独立リーグでもプレーした苦労人。今後もチームを勝利に導く一打を放ってほしいところだ。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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