○ マーリンズ 3x － 2 ダイヤモンドバックス ●
＜現地時間7月26日　マーリンズ・パーク＞

　ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が26日（日本時間27日）、敵地でのマーリンズ戦に救援登板。同点の9回、一死一、三塁の大ピンチで火消しを託されたが、サヨナラ犠飛を許した。

　ダイヤモンドバックスは先発のグリンキーが6回1失点と好投。2番手・ブラッドリー、3番手・ロペスも無失点でつなぎ、1点リードで9回裏を迎えた。

　しかし、抑えのホランドが大誤算。先頭打者に二塁打を浴びると、その後も四球と安打を許し無死満塁の大ピンチを招いた。続く6番・アルファーロには右犠飛を許し2－2の同点。この時点で先発・グリンキーの11勝目は消滅した。

　なおも一死一、三塁の大ピンチで、ロブロ監督は平野を投入。三振かゴロアウトが欲しいダイヤモンドバックスバッテリーはスプリットを続けたが、2球目をセンターへ打ち上げられ、これがサヨナラ犠飛となった。平野は絶体絶命のピンチで最善を尽くしたが、結果的に火消し失敗。1/3回で失点、自責点はつかず、自身は5試合連続無失点で防御率を3.79とした。

　守護神のホランドは開幕から11試合連続無失点と好スタートを切ったが、7月は防御率8.53と絶不調。7月2日（同3日）のドジャース戦では1点リードの9回二死から押し出し含む4連続四球を与えるなどセーブ失敗が目立っている。

　チームは52勝52敗で勝率5割へ逆戻り。ポストシーズン進出へ取りこぼしは避けたい中で、昨季の終盤同様、平野が再び抑えに配される可能性も出てきた。