ニュース 2019.07.29. 12:03

他の選手と自分の子供を比較してはいけない? 何と比較する?

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野球少年、野球少女のお父さん、お母さん、そして少年野球指導者の皆さんにとって役に立つ、勉強になる野球の本を紹介します。
今回紹介するのは、プロ野球界初のコンディショニングコーチであり、日本人初のメジャーリーグのコーチでもある立花龍司さんの「魔法のアドバイス」(竹書房)という一冊です。この本は「野球をよく知らないお母さんでも、子供にアドバイスしてあげられるような内容」になっており、大変読みやすく、分かりやすくなっています。一部を抜粋してご紹介します。




他の選手と自分の子供を比較しない


「あの子はフライも上手に捕るのに、うちの子は下手だなぁ」とか、「あの子はよく打つけど、うちの子は三振ばかり...」というふうに思ったことはありませんか?
自分の子供と他の選手を比べてしまうのは、ある意味しょうがないことですが、それはお父さん、お母さんの心の中だけにしまっておいてください。
一番よくないのは、子供に向かって「あの子はできるのに、なんでお前はできないんだ」と直接言ってしまうことです。
他人と比較され、褒められるならいいですが、けなされてうれしい人間がいるわけがありません。

どんなに下手な選手であろうと、1ヶ月前、あるいは3ヶ月前の状態よりも確実にうまくなっているはずです。
「10球中、1球しか打てなかったのが2球になった。すごいね!」
「10球中、1球しか捕れなかったフライが2球捕れるようになった、がんばったね!」

親はそうやって、過去の本人と比べ、その成長を一緒に喜んであげるようにしましょう。比較していいのは他の選手ではなく、過去の本人とです。それを忘れないでいただきたいと思います。

ほめられた”うれしさ”が、次のいいプレーを生み出す


人間はミスをした時に怒られると、それが心の傷になって刻み込まれます。そして再び試合で同じような状況になった時、以前怒られたことがフラッシュバックして同じようなミスをしてしまうことになるのです。
怒るのとは逆に、いいプレーをした時に”ほめる”と、その時に感じた”気持ち良さ”が心に残ります。
「難しい打球を捕って、見事にアウトにした。そして親からめちゃくちゃほめられた。うれしかった」

子供の心にインプットされたこの”気持ち良さ”によって、同じような打球が飛んでくるとほめられたうれしさがよみがえり、いいプレーが再びできるのです。

【関連記事】

・子供にとっての「いい指導者」とは? 共通する4つの条件(7/26掲載)
・他の選手と自分の子供を比較してはいけない? 何と比較する?(7/29掲載)
・あのメジャーリーガーは小学生時代にサッカーも水泳もしていた!?(7/30掲載)







「野球少年のやる気と能力を最大限に引き出す魔法のアドバイス」
出版社:竹書房
著者:立花 龍司
価格:1512円






■目次■
第1章 親子で一緒になって、野球を楽しもう!
どんな野球チームに入ればいいのか
硬式野球、軟式野球、どちらがいいのか?
親は壁やフェンスを背にして、子供とキャッチボールしよう
弱点克服のための練習方法~苦手なものからやる~
バッティングセンターで子供に指導してはいけない
【コラム】
親子で見てほしい、おすすめの野球映画(洋画3本・邦画3本)他

第2章 子供のやる気を引き出し、強い心をはぐくもう!
正しい叱り方、悪い叱り方
ほめるタイミング~結果が出た時ではなく、努力した時にほめる~
子供の言い訳には、ステップアップするためのヒントが隠されている
子供には足し算的なアドバイスをしよう
選手が調子の悪い時に「調子悪いねー」と言ってはいけない他

第3章 こんな時、こんな子にはこうアドバイスしよう!
【シーン別・声のかけ方】
子供のエラーで試合に負けた時、どう接すればいいのか?
一番緊張するのはネクストバッターズサークルにいる時だった!
打席に入ったバッターに細かいことを言っても逆効果
【タイプ別・声のかけ方】
見逃し三振の多い選手に効果的な声がけと練習法
力はあるのに、本番に弱い選手には他

第4章 可愛い我が子のケガを防ぐために、身体を強くしよう!
投球&打撃フォームの簡単チェックポイント~ケガをしやすいフォームとは~
ケガをした時、連れていくなら整形外科よりスポーツ整形外科へ
【コラム】
丈夫な身体をつくるためには、試合や練習が終わってすぐに食べるのがいい
朝、食欲のない子供には朝カレー他

第5章 ワンポイントアドバイスで、能力アップをサポートしよう!
野球に必要なのはパワーよりも技術
家の中で遊びながらコントロールをよくする~パラボリックスロー~
レベルスイングになっているかどうかの簡単チェック方法

第6章 野球少年たちの将来のために、まずは大人が変わろう!
野球人口を増やしていくために、まずは大人が変わらなければいけない
親が監督(指導者)に言っていいこと、悪いこと
現代野球では、右投げ左打ちは時代遅れ
トーナメント戦ではなく、リーグ戦を広めよう
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