令和最初の甲子園
令和最初の甲子園大会となる第101回全国高校野球選手権記念大会が6日、兵庫県の阪神甲子園球場で開会。全国3730校の中から出場権を手にした49の代表校が、深紅の優勝旗を目指して約2週間の熱戦に挑む。
甲子園球場95周年となる今年は、甲子園で最初の勝利校となった北海(南北海道)の辻本倫太郎主将が開会式で先導役を務め、前回優勝校で、今夏は大阪大会の準々決勝で延長戦の末に敗れた大阪桐蔭の中野波来主将を先頭に、北の旭川大高(北北海道)から南の沖縄尚学まで49校が行進した。
選手宣誓は、直後に八戸学院光星(青森)との開幕試合を控える、初出場・誉(愛知)の林山侑樹主将が務め、やや緊張した面持ちで「たくさんの思いが込められ、重く輝くバトンを託された私たちは、この101回目の大会を記憶に残る大会にすることを誓います」と力強く宣誓した
101回目の夏に深紅の優勝旗を掲げるのはどの高校になるのか――。きょうから8月21日の決勝戦までの16日間(2日間の休養日を含む)にわたり、49の代表校がしのぎを削る熱戦が幕をあける。
▼ 誉・林山侑樹主将の選手宣誓
宣誓、平成が終わり、令和という新しい時代を迎えました。
平成の歴史を振り返ると、決して平坦な道のりではありませんでした。
夏の甲子園も多くの困難を乗り越え、偉大な先輩方がつないでくれたお陰で101回という新たなスタートをきることができました。
そして、多くの人に支えられ、大好きな野球ができることに感謝し、たくさんの思いが込められ、重く輝くバトンを託された私たちは、この101回目の大会を記憶に残る大会にすることを誓います。