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開幕戦勝利の八戸学院光星が夏2勝目 一度は“魔物”の餌食になりかけるも執念で逆転

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本塁打を放ちガッツポーズする八戸学院光星・武岡

第101回高校野球選手権大会

智弁学園 8 - 10 八戸学院光星
<2回戦 8月12日>

 開幕戦に勝利した八戸学院光星(青森)は、今大会49代表最後の登場となった智弁学園(奈良)との激闘を制して夏2勝目。3回戦進出を決めた。

 序盤は完全に八戸学院光星のペース。初回、二死走者なしから近藤遼一がレフトスタンドへの豪快な一発を放って1点を先制すると、3回には切り込み隊長・武岡龍世がバックスクリーンへ豪快弾。さらに前の打席で本塁打を放った近藤に適時打が飛び出すなど、3点を挙げて4-0とリードを拡げた。

 投げては背番号10の左腕・横山海夏凪が智弁学園打線を翻弄。5回に味方の失策と自身の制球の乱れで1点を返されたものの、直後の6回表には味方が再び3得点。7-1とさらに点差を拡げ、試合を優位に進めていく。

 ところが、その裏に球場の空気が一変。横山が相手の1年生4番・前川右京に適時打を浴びると、“魔曲”としてお馴染みの応援歌「ジョックロック」が鳴り響くなかで徐々に智弁学園のペースとなっていき、一死一塁から四球・死球・死球でまさかの押し出し。あわてて背番号1・山田怜卓にスイッチする。

 その山田も先頭こそ空振り三振に斬ったものの、その後は2点適時打に四球、味方の失策で1点差と迫られ、極めつけは打ち取ったと思ったショート正面への打球がまさかのイレギュラー。ショートの頭上を越えた打球が外野へと抜け、これが適時二塁打となってさらに2失点。1イニング7失点を喫して7-8と試合をひっくり返されてしまった。

 しかし、それでも心は折れなかった八戸学院光星。8回にこの日大当たりの近藤が4本目の安打を放って出塁すると、二死ながら二塁まで走者を進め、下山昂大が起死回生の適時二塁打。8-8の同点に追いつくと、9回には二死ながら満塁とし、守備からの途中出場でこの日最初の打席となった沢波大和が初球を叩いて一塁強襲の安打。弾いたボールが一塁側ファウルグラウンドを転々とする間に二者が還り、10-8と土壇場で再びリードを奪い返した。

 9回裏は山田が2連続三振を奪うなど最後の力を振り絞り、73球の熱投でリードを死守。最大6点差を逆転されながらも執念で試合をひっくり返した八戸学院光星は、5年ぶりとなる夏・3回戦への切符を掴んだ。

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