2回に逆転となる2点適時打を放つドジャースの前田健太

◆ 6回表の打席には入るもその裏は登板せず

 ドジャースの前田健太投手が28日(日本時間29日)、敵地でのパドレス戦に先発登板。2回に自ら逆転となる2点適時打を放ち、投げては5回2失点で9勝目の権利を持って降板した。

 前田は初回、2四球と暴投などで一死一、三塁のピンチを招くと、4番・ホスマーに先制の右前適時打を許した。続くレンフローには右犠飛を打たれ2失点目。苦しい立ち上がりとなった。

 それでも直後の2回表、自らのバットでやり返した。ドジャースは内野ゴロの間に1点を返すと、なおも一死満塁の好機で打席には9番・前田。パドレスの2番手右腕・ペルドモが投じた3球目のツーシームを叩くと、打球は右中間を襲う逆転2点適時打となった。

 これに気を良くしたのか、マウンドに戻った前田は直後の2回裏を3者凡退斬り。その後もゼロを並べ続け勝利投手の権利をつかんだ。6回表の攻撃でこの日3度目の打席に入ったが、その裏のマウンドには上がらず。前田は5回79球、2安打2失点、3奪三振3四球の内容で、今季の防御率を4.11とした。

 ドジャースは3-2と1点リードの6回から継投策。このままリードを守り勝利すれば、先発の前田に今季9勝目が記される。

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