○ アスレチックス 7 - 5 エンゼルス ●
<現地時間9月3日 オークランド・コロシアム>
エンゼルスの大谷翔平選手が3日(日本時間4日)、敵地でのアスレチックス戦に「3番・指名打者」でスタメン復帰。16打席ぶりの安打となる適時二塁打を放ったが、カウントを勘違いするなど精彩を欠いた。
大谷のスタメンは3試合ぶり。アスレチックスの先発右腕・ファイアーズに対し、初回の第1打席は空振り三振に仕留められた。3回の第2打席は一死一塁で初球攻撃も、バットをへし折られ一ゴロ併殺。これで15打席連続無安打となり、同記録はメジャー移籍後自己ワーストとなった。
2点を追う5回の第3打席は、二死一、二塁の好機。この打席でも初球のツーシームを強振すると、バットの先端に当たった打球は左翼線へポトリ落ちる適時二塁打となった。これが大谷にとって16打席ぶりの安打。打点自体も8月20日(同21日)のレンジャーズ戦以来、10試合ぶりとなった。
5-7と再び2点を追う7回は、4番手右腕のペティットと対戦。初球からファウル、見送りストライク、ファウル、ファウル、ファウルのあと、0ボール2ストライクから3球連続ボール。カウントはフルカウントだったが、ここで大谷は打撃防具を外し、一塁方向へ歩を進めた。
球審が呼び止めると、大谷は困惑の表情。ベンチに向かってアピールすると、オースマス監督が出て責任審判らに確認を求めた。審判団がリプレー検証を行った結果、フルカウントのまま試合再開。大谷は9球目のチェンジアップに空振りし、この試合2つ目の三振を喫した。この日は4打数1安打。打率は.289となった。
エンゼルスはポストシーズン進出を争うアスレチックスに逆転負け。2連敗で借金9に膨れ上がった。