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若き侍、スーパーラウンド白星発進!奥川が驚異の7回18K・1失点の快投

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今大会初登板で最高の投球を見せた奥川

第29回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ

○ 日本 5 - 1 カナダ ●
<9月5日・スーパーラウンド>

 韓国・機張(キジャン)で開催されている『第29回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ』も、5日からスーパーラウンドの戦いが開幕。悲願の世界一へ、決勝進出を目指す日本はカナダを5-1で下し、幸先よく白星スタートを切った。

 この日は夏の甲子園準優勝投手・奥川恭伸(星稜/3年)が満を持して今大会初先発。初回に二死から安打こそ許すも、すべてのアウトを三振で奪う好スタートを切ると、2回も三者三振。3回にも2つの三振を奪って3人斬りと、立ち上がりから圧巻の投球を披露する。

 ところが、連続三振で早くも2ケタ奪三振に到達した4回に落とし穴。二死から4番のディオダティに高めの速球を弾き返されると、高々と舞い上がった飛球はそのままライトスタンドへ。後続も三振に斬って4回までに11奪三振を記録しながら、一発によって先制を許してしまった。

 それでも、5回は2奪三振で3人斬りの好投を見せて再び流れを引き寄せると、あと1本が出ずに苦しんだ打線がようやく奮起。無死一・二塁から2番の武岡龍世(八戸学院光星/3年)が犠打を試みたところ、三塁でアウトを狙った相手の投手がこれを悪送球。ボールが外野を転々とする間に走者が還って同点に追いつくと、なおも無死二・三塁から韮澤雄也(花咲徳栄/3年)がセンターに弾き返す適時打。2点を奪って試合をひっくり返す。

 突き放すことこそできなかったものの、援護をもらった後も奥川の投球に変化はなし。6回も三者連続三振で危なげなくゼロに抑え、打者20人から16奪三振という驚異のピッチング。この時点で球数は90球に達していたが、奥川は7回も続投。今大会は「105球」が1試合に投げられる最大の球数となっており、それを超えると中4日以上の投球間隔が必要になるというなか、二死の時点で100球に到達。ここまでかと思われたが、それでもベンチは動くことなく、奥川は最後の打者を見事に3球三振斬り。投球制限が中1日で済む「104球以内」で7回を投げ切り、18奪三振で1失点という最高の投球を見せた。

 そんな奥川の力投に運も味方。7回裏、二死ながら二・三塁とした日本は4番・石川昂弥(東邦/3年)が変化球に食らいつくと、バットの先に引っ掛かった打球はショートへの低くゆるいライナーとなり、これを相手の遊撃手がキャッチミス。その間に二者が還り、大きな追加点。さらに押し出しでこの回3点を挙げ、5-1とリードを拡大する。

 そして、8回からは継投。飯塚脩人(習志野/3年)が威力抜群の速球でカナダ打線を押し込み、2つの三振を奪って三者凡退の快投を見せると、9回もそのままイニングをまたいでカナダ打線をシャットアウト。危なげなく6個のアウトを奪い、試合を締めくくった。

 勝った日本はスーパーラウンドも白星発進。オープニングラウンドから持ち越しとなる通算の成績も2勝1敗とし、オーストラリアやチャイニーズ・タイペイ、アメリカと並んでトップ。このあとは6日に宿敵・韓国との試合を戦い、7日の最終戦でオーストラリアと対戦する。


▼ スーパーラウンド・成績表(9月5日終了時点)
2勝1敗 日本
2勝1敗 オーストラリア
2勝1敗 チャイニーズ・タイペイ
2勝1敗 アメリカ
1勝2敗 韓国
0勝3敗 カナダ
☆上位2チームが決勝に進出。

<スーパーラウンド・日程>
9月5日(木) vs.カナダ ○(5-1)
9月6日(金) vs.韓国
9月7日(土) vs.オーストラリア

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