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ヤクルトを支えた投打の功労者「15年V戦士」館山と畠山が“スッキリ”引退会見

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引退会見に臨んだヤクルトの館山投手(左)と畠山選手(右) [写真=別府勉]

引退に「スッキリした」


 13日、今季限りで現役を引退するヤクルトの館山昌平投手(38)と畠山和洋選手(37)が都内の球団事務所で“引退会見”を行った。2人はスッキリとした表情で会見に臨み、笑みもこぼれた会見となった。

 2015年のリーグ優勝に貢献し、打点王のタイトルも獲得した畠山は「今年1年、なかなか思うようなパフォーマンスができなかった。かなり苦しい時期を過ごしたけど、辞めると心に決めてからはスッキリした。野球を楽しむというところができている。幸せな野球人生だった」と振り返った。
 
 正式に引退を決めたのは9月に入ってからだという館山は「17年間、悔いなく毎日、試合に向けて全力でやってきた。今は本当にスッキリして悔いはない」と話した。

 2人とも怪我との闘いがあった。下半身のコンディション不良が続いていた畠山は「自分のパフォーマンスが全盛期に比べて明らかに落ちてきた」と感じたという。

 3度の右肘靱帯再建手術を経験した館山は「試合を支配して、チームの勝利に結びつけることがなかなかできなくなってきた」と語った。


若い選手たち、そしてファンへ…


 チームは最下位という状況の中で、若手に託す思いがある。

「指導者としてやってみたいという気持ちはある」と話す畠山は、「練習をたくさんすることが正解だと思ったことはないが、できる限りの頭を使って野球の試合で生きる練習を僕はしてきたつもり。自分の経験は伝えたい」

 館山は「なかなかここまで怪我をした人も多くない。復帰にこぎつけたことを伝えられる部分もあるんじゃないか」と話す。


 最後にファンへ向けて2人はこんなメッセージを送った。

 畠山は「ファンの方の応援があってこそ19年間プレーできた。ときには厳しい声もかけてもらったが、それ以上の結果を出したときには、一緒に喜んでくれた。ファンの方と一緒に(15年は)優勝できた」

 館山は「どんなときでもたくさんの声援をもらった。ヒーローインタビューに立ったときの風景が好きだった」としみじみ語った。

 館山と畠山はともに21日の中日戦(神宮)で引退試合に臨み、2人が愛した本拠地のファンに最後の雄姿を見せる。



取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)
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