● カブス 2 - 4 レッズ ○
<現地時間9月17日 リグリー・フィールド>
カブスのダルビッシュ有投手が17日(日本時間18日)、本拠地でのレッズ戦に先発登板。球団新記録となる8者連続奪三振をマークするなど計13三振を奪ったが、7回4失点で7敗目(6勝)を喫した。
右前腕部の張りから復帰して以降、2戦合計11イニング連続無失点中のダルビッシュ。しかしこの日は、レッズ打線に立ちあがりを攻められた。1番・バンメーター、2番・ボットに連打を浴びあっさりと先制点を失うと、一死後、売り出し中の新人・アキーノの2ラン被弾。初回だけで4本の長短打を集中され3点を失った。
不安定な出だしとなったが、2回以降は別人の投球内容。2回は一死から連続三振をマークするなど、テンポ良く3者凡退で終えた。2番から始まった3回は、ボット、スアレス、アキーノを3者連続三振。4回も5番・バーンハート、6番・アービン、7番・オグラディを3者三振に仕留め、2回途中から怒涛の8者連続三振とした。
5回も先頭の8番・ペラザを2ボール2ストライクと追い込んだが結果は三直。メジャー記録の10者連続奪三振には届かなかったが、8者連続奪三振はカブスの球団新記録となった。その後、一死から相手先発の9番・グレイに右前打を許したあと、二死後、2番・ボットには四球。二死一、二塁のピンチを招き、3番・スアレスに4失点目となる中前適時打を浴びた。
6回以降は再び2イニング連続3者凡退に抑えたダルビッシュだったが、2点を追う7回裏に代打を送られ降板。7回102球、6安打4失点、13奪三振1四球の投球内容で、防御率は4.02となった。
ダルビッシュを援護したカブス打線だったが、今季ここまで10勝7敗、防御率2.80の相手先発・グレイの前に7回途中まで2得点。リリーフ陣からも得点を奪えず、ダルビッシュに今季7敗目が記された。
カブスは好調だった打線が沈黙し、連勝は5でストップ。同地区首位・カージナルスも敗れたため2ゲーム差は変わらないが、同3位のブリュワーズが勝利したため、ワイルドカード2位で再びブリュワーズに並ばれた。