清田は2年連続受賞
プロ野球セ・パ両リーグは19日、8月度の「スカパー!サヨナラ賞」受賞選手を発表。パ・リーグはロッテの清田育宏、セ・リーグは巨人・石川慎吾が受賞した。
清田は8月6日(火)にZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦の延長11回、一死一塁から打った瞬間にそれとわかる豪快なサヨナラ2ランを叩き込み、チームに劇的勝利をもたらした。
この日は1点リードして迎えた8回に唐川侑己がアルフレド・デスパイネに手痛い一発を浴びて同点。そのまま延長戦へともつれ込む苦しい展開となったが、11回裏の一死一塁でこの日5度目の打席が回ってきた清田が2ボール・2ストライクからの5球目をフルスイング。高々と舞い上がった打球はそのままレフトスタンドまで飛び込み、プロ10年目にしてキャリア初めてのサヨナラ本塁打となった。
なお、清田は昨年もこの賞を受賞しており、2018年5月以来で自身2度目。今年こそ年間大賞ゲットなるか、注目だ。
▼ 清田育宏・コメント
この度「サヨナラ賞」に選んで頂きありがとうございます。
僕は小学校2年生から野球を始め、
今まで「サヨナラホームラン」を打ったことがありませんでした。
今回の打った瞬間のことはよく覚えています。
そして、あの時のファンの皆さんの歓声は
僕の野球人生の中で絶対に忘れることのない応援です!
これからもあのような場面でいい一打を打てるように
努力して頑張っていきます。
引き続き応援よろしくお願いします。
代打サヨナラ“マジック点灯”弾
セ・リーグは巨人の石川慎吾が初受賞。8月24日(土)に行われたDeNA戦の延長11回に代打サヨナラ弾を放った。
優勝を争う直接対決は9回で決着がつかず、6-6のまま延長戦へ突入。先頭の重信慎之介が安打で出ると、打順は投手の田口麗斗もベンチの原辰徳監督は動かず。そのまま打席へと向かわせる。犠打の構えを見せていると、2球目に重信が盗塁に成功。カウント2ボール、無死二塁になったところで原監督が登場。代打・石川を送り込む。
DeNAのリリーフ左腕・エスコバーの剛速球に押されながらもフルカウントまで粘ると、最後は速球に力負けすることなく振り抜き、打球はセンターバックスクリーンへ。プロ8年目にして初のサヨナラ弾は代打での、それもチームにマジック点灯をもたらす大きな大きな一打となった。
なお、巨人の選手による同賞の受賞は昨年はゼロ。2017年6月の亀井善行以来で2年ぶりのこと。
▼ 石川慎吾・コメント
このような光栄な賞をいただけるのはものすごく嬉しいことで、
これを励みにもっともっと頑張ろうという気持ちになります。
同点の場面の延長11回だったと思いますが、
無死二塁で代打という所で、「なんとしてもランナーを進める」
という気持ちが最高の結果に繋がって良かったです。
ファンの皆さんあっての僕たち野球選手だと思うので、
これからも変わらぬ声援をよろしくお願いします。