◆ 「この成績は監督だけの責任ではない」

 オリックスは21日、来季・2020年シーズンも西村徳文監督にチームの指揮を任せることを発表した。

 試合前の京セラドーム大阪で取材に応じた湊通夫球団社長は、「本日、西村監督に留任を要請し、快諾をいただけたので、来季も西村監督に監督を務めていただきます」と、西村監督の続投を正式に発表。「またBクラスという結果になってしまったことは、応援してくれている皆さんに申し訳ない」とファンへの謝罪の意を表明しながら、「シーズン途中からGMを置いたことにより、ファームと我々(フロント)で一軍を作ってきた。この成績は監督だけの責任ではない」とコメント。

 つづけて、「西村監督とは朝8時半から話をしまして、基本的なところを話しました。特に僕に対しての要望はなかった。編成面はGMと監督が話しながらやっていただいて、“みんなで”強いチームを作っていきたい。監督からは『頑張ってやらせてください』と言われました」と打診から快諾に至った経緯までを説明した。

◆ 「とにかく“みんなで”闘っていく」

 湊球団社長は、西村監督の続投を決断した理由について、「結果ではなく中身で判断した」と語る。

 今季の印象として、「僕の意見としては、チーム全体で若返りという中で、エラーなどのミスが多かった」と変革に伴う痛みに苦しんだ部分を挙げながら、「それが安達(了一)の復帰によって良くなってきた。今ファームにいるT-岡田であったり、32歳の世代4人(安達、T-岡田、小島、宮崎)を大切にしていきたい」と、ベテランの存在感を改めて感じたことを強調。

 台頭してきた若手と、思い切ったプレーから出るミスをカバーするベテランの融合に手ごたえを感じつつ、「今年はチームの土台作りが成功した年だった。時間とともに上手くいくのが見えた事は大きい」と前を向いた。

 「ウチのチームは、監督とGMがそれぞれの持ち場に責任をもって進めていくチーム。とにかく“みんなで”闘っていきます」と“全員野球”を強調する湊球団社長。思えば、最後まで優勝争いを演じた2014年は『さらに、ひとつになろう。』をスローガンに、フロントとチーム、そしてファンが同じ方向を向いて走り続けていた。

 2020年はより一丸となって、オリックス・バファローズの“みんな”で戦う――。優勝争いを演じられる強いチームづくりへ、オリックスの来季に向けた戦いはすでにはじまっている。

文=どら増田

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