2019.09.27 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 6 | 終了 | 4 | 横浜DeNAベイスターズ |
東京ドーム |
○ 巨人 6 - 4 DeNA ●
<25回戦 東京ドーム>
今季限りでの現役引退を表明した巨人の阿部慎之助が、「ありがとう慎之助」と銘打たれたペナントレースの本拠地最終戦に「4番・捕手」で先発出場。東京ドームを埋め尽くしたG党の前で通算406号となる本塁打を放ち、健在ぶりをアピールした。
1580日ぶりにスタメンマスクをかぶる阿部とバッテリーを組んだのは、自身が首を痛めた際のピッチャーで、もう一度ボールを受けたいと阿部が指名したマシソン。先頭の神里にヒットを打たれ出塁を許すと、続くソトの打席で首痛の原因となったファウルチップを受け、苦笑いをみせる場面も。ソトは三振に仕留めたものの、3番・佐野の打席で一塁ランナーの神里が盗塁。惜しくも刺すことはできなかったが、阿部の送球にスタンドからは歓声があがった。
その後、佐野を遊飛、細川を三振に抑えると、2回表のマウンドには、阿部の出身校である中央大学の後輩にあたる澤村拓一が中央大学校歌を登場曲にして登場。阿部は初回に続いて捕手のポジションについてサインを送るが噛み合わず、2012年の日本シリーズでサインを見逃した澤村の頭を叩いた出来事を再現するようにマウンドへ。澤村の頭を叩くかと思われたが、振り上げたその手で握手を交わし、球場を盛り上げると、DeNAベンチに一礼し、この回から一塁の守備についた。
2回の第1打席は「四球」という結果に終わったが、2点のビハインドを負って迎えた4回には、先頭の坂本が大台に乗せる40号ソロを放って1点差に迫ると、第2打席を迎えた阿部がファンの期待に応える通算406号となる「本塁打」を巨人ファンの待つライトスタンドに運び、東京ドームは大歓声に包まれた。
続く5回には、亀井、坂本が四球で出塁し、丸の進塁打で二三塁として阿部が登場。しかし、阿部は「中飛」に打ち取られる。それでも、続く岡本が申告敬遠で二死満塁となり、「WBCの時など、お世話になった」という炭谷が祝砲を放ち、試合をひっくり返した。
7回に再び打席が回ってきた阿部の第4打席は「二飛」となったが、ベンチに戻る際には観客が立ち上がり、盛大な拍手が送られた。8回表も一度は守備についた阿部だったが、原監督が守備交代を伝えると、チームメイトと握手を交わしながらベンチへ。試合後には、阿部からファンへの挨拶がおこなわれ、対戦相手であるDeNAと応援してくれているファンへの感謝を伝えるとともに、「必ず日本一になります」という力強い言葉が放たれた。
試合は、先発のマシソンから始まり、阿部の後輩である澤村、鍬原、鍵谷という中央大学出身投手リレーを経て、原監督がCSで“秘密兵器”として期待を寄せる戸郷、田口とつなぎ、高卒ルーキーの戸郷が2度目の登板でプロ初勝利をマークした。
▼ 原辰徳監督の挨拶
輝かしい令和の時代が幕を開けました。
そして令和元年、読売ジャイアンツはペナントレースにおいて優勝することができました。
一重に、ファンの皆様、声援が力になりました。本当にありがとうございました。と、同時に、ファンの皆様おめでとうございます。
個人的に、私も一番うれしい優勝でした。
選手諸君も、坂本キャプテン、菅野選手会長を中心に懸命に戦いました。
やや頼りないところもあります。このチームはまだまだ途上のチームです。しかし、ひとつだけ自慢できることがあります。
結束力、団結力、そのことに関しては、ジャイアンツ史上でも負けないくらい最高のチームだと思います。
ひと山は越えました。しかし喜びは束の間、あとひと山、そしてあとふた山、我々の目標は日本一です。
どうか達成できるよう、皆さんと共に我々も全力で戦います。本当に一年間、ありがとうございました。
そして、きょうは「ありがとう慎之助」、ジャイアンツ85年の歴史、史上最長のキャッチャーです。
素晴らしい技術、そして多くのファンに愛された阿部慎之助。挨拶があります。よろしくお願いします。
▼ 阿部慎之助の挨拶
まずはじめに、きょうこのような試合を企画していただいた、巨人軍の皆様、本当にありがとうございました。
そして、このような試合に付き合っていただきました。ラミちゃん、横浜ベイスターズファンの皆様、本当にありがとうございます。
もちろん、今日もたくさん慎之助コールをしていただき、本当に感謝しています。ありがとうございます。
今年で現役は終わりますが、これから本当に大事な勝負が残っています。それに向けてチーム一丸となって、必ず日本一になります。
そのために、また、皆さんの声援を、力にして、したい! そのために、今まで以上に、ご声援よろしくお願いします。
きょうは本当にありがとうございました。
<25回戦 東京ドーム>
今季限りでの現役引退を表明した巨人の阿部慎之助が、「ありがとう慎之助」と銘打たれたペナントレースの本拠地最終戦に「4番・捕手」で先発出場。東京ドームを埋め尽くしたG党の前で通算406号となる本塁打を放ち、健在ぶりをアピールした。
1580日ぶりにスタメンマスクをかぶる阿部とバッテリーを組んだのは、自身が首を痛めた際のピッチャーで、もう一度ボールを受けたいと阿部が指名したマシソン。先頭の神里にヒットを打たれ出塁を許すと、続くソトの打席で首痛の原因となったファウルチップを受け、苦笑いをみせる場面も。ソトは三振に仕留めたものの、3番・佐野の打席で一塁ランナーの神里が盗塁。惜しくも刺すことはできなかったが、阿部の送球にスタンドからは歓声があがった。
その後、佐野を遊飛、細川を三振に抑えると、2回表のマウンドには、阿部の出身校である中央大学の後輩にあたる澤村拓一が中央大学校歌を登場曲にして登場。阿部は初回に続いて捕手のポジションについてサインを送るが噛み合わず、2012年の日本シリーズでサインを見逃した澤村の頭を叩いた出来事を再現するようにマウンドへ。澤村の頭を叩くかと思われたが、振り上げたその手で握手を交わし、球場を盛り上げると、DeNAベンチに一礼し、この回から一塁の守備についた。
千両役者ぶりを発揮
2回の第1打席は「四球」という結果に終わったが、2点のビハインドを負って迎えた4回には、先頭の坂本が大台に乗せる40号ソロを放って1点差に迫ると、第2打席を迎えた阿部がファンの期待に応える通算406号となる「本塁打」を巨人ファンの待つライトスタンドに運び、東京ドームは大歓声に包まれた。
続く5回には、亀井、坂本が四球で出塁し、丸の進塁打で二三塁として阿部が登場。しかし、阿部は「中飛」に打ち取られる。それでも、続く岡本が申告敬遠で二死満塁となり、「WBCの時など、お世話になった」という炭谷が祝砲を放ち、試合をひっくり返した。
7回に再び打席が回ってきた阿部の第4打席は「二飛」となったが、ベンチに戻る際には観客が立ち上がり、盛大な拍手が送られた。8回表も一度は守備についた阿部だったが、原監督が守備交代を伝えると、チームメイトと握手を交わしながらベンチへ。試合後には、阿部からファンへの挨拶がおこなわれ、対戦相手であるDeNAと応援してくれているファンへの感謝を伝えるとともに、「必ず日本一になります」という力強い言葉が放たれた。
試合は、先発のマシソンから始まり、阿部の後輩である澤村、鍬原、鍵谷という中央大学出身投手リレーを経て、原監督がCSで“秘密兵器”として期待を寄せる戸郷、田口とつなぎ、高卒ルーキーの戸郷が2度目の登板でプロ初勝利をマークした。
▼ 原辰徳監督の挨拶
輝かしい令和の時代が幕を開けました。
そして令和元年、読売ジャイアンツはペナントレースにおいて優勝することができました。
一重に、ファンの皆様、声援が力になりました。本当にありがとうございました。と、同時に、ファンの皆様おめでとうございます。
個人的に、私も一番うれしい優勝でした。
選手諸君も、坂本キャプテン、菅野選手会長を中心に懸命に戦いました。
やや頼りないところもあります。このチームはまだまだ途上のチームです。しかし、ひとつだけ自慢できることがあります。
結束力、団結力、そのことに関しては、ジャイアンツ史上でも負けないくらい最高のチームだと思います。
ひと山は越えました。しかし喜びは束の間、あとひと山、そしてあとふた山、我々の目標は日本一です。
どうか達成できるよう、皆さんと共に我々も全力で戦います。本当に一年間、ありがとうございました。
そして、きょうは「ありがとう慎之助」、ジャイアンツ85年の歴史、史上最長のキャッチャーです。
素晴らしい技術、そして多くのファンに愛された阿部慎之助。挨拶があります。よろしくお願いします。
▼ 阿部慎之助の挨拶
まずはじめに、きょうこのような試合を企画していただいた、巨人軍の皆様、本当にありがとうございました。
そして、このような試合に付き合っていただきました。ラミちゃん、横浜ベイスターズファンの皆様、本当にありがとうございます。
もちろん、今日もたくさん慎之助コールをしていただき、本当に感謝しています。ありがとうございます。
今年で現役は終わりますが、これから本当に大事な勝負が残っています。それに向けてチーム一丸となって、必ず日本一になります。
そのために、また、皆さんの声援を、力にして、したい! そのために、今まで以上に、ご声援よろしくお願いします。
きょうは本当にありがとうございました。