東京六大学野球 秋季リーグ戦(神宮球場)
第3週 3回戦
○ 早大 4 - 1 明大 ●
早大が明大のエースで今秋のドラフト候補・森下暢仁(4年・大分商)を打ち、2勝1敗で勝ち点1を挙げた。
1-1同点で迎えた9回表、早大は4番・加藤雅樹(4年・早稲田実)の右越え二塁打をきっかけに、金子銀佑(3年・早稲田実)の三ゴロを相手が失策するなど、二死満塁とすると、8番・小藤翼(4年・日大三)が、森下の149キロのストレートを捉えて左中間への3点適時二塁打を放った。これが決勝点となり、接戦を制した早大が勝ち点1を挙げた。
最速155キロもマークし、8回2/3、133球を投げながらも勝利を掴みきれなかった森下は、「力しか入ってなかった。ああいうピンチになってしまったので、正直、自分の中でも押していくしかない、というか。冷静になれば、抜いた球で何ていうことはなかったんですけど、力でいってしまったというところが、まだまだ冷静になれなかったところ。そこで自分が三振を取れていたら、最終回は自分たちが、というところに繋げられていた。あそこで打たれてしまうのは、まだまだ力が足りないのかな」とうなだれながら振り返ったが、「前を走ってくれている法政と慶應が自分たちの相手に残っている。そこを取り切ればまだまだ自分たちにも可能性は残る。しっかりと勝てるように」と前を向いた。
森下を攻略し勝利した早大・小宮山悟監督は、「さすがにいい投手。制球力も、ボールの出し入れも、速い球と遅い球を使うタイミングもどれをとっても素晴らしかった。長いことプロで野球をやってきて、プロの試合をずっと見てきて、今すぐにローテーションに入れるぐらいのピッチングをしていた」と評し、「(3回戦に持ち込んだ選手たちに)森下と最後もう一度やれる、楽しめ、と言ったが、ぜんぜん楽しめなかった」と苦笑い。
それでも開幕週の法大戦から3試合連続で完封負けを喫していた中、前日の2回戦から主将の加藤を中心に打線に当たりが出始めた。「ちょっとずつの手応えみたいなものが出来始めている。残り3カード、奇跡の8連勝で勝ち点4を何とか達成できれば」と話した。
▼ 決勝の3点適時二塁打を放った早大・小藤翼捕手(4年・日大三)
「森下の表情を見て、真っ直ぐ一本で来るだろうな、と予想して。真っ直ぐ以外が来たらしょうがないくらいの気持ちでタイミングを合わせて弾き飛ばしていけた。理想的なバッティングができた」
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
第3週 3回戦
○ 早大 4 - 1 明大 ●
早大が明大のエースで今秋のドラフト候補・森下暢仁(4年・大分商)を打ち、2勝1敗で勝ち点1を挙げた。
1-1同点で迎えた9回表、早大は4番・加藤雅樹(4年・早稲田実)の右越え二塁打をきっかけに、金子銀佑(3年・早稲田実)の三ゴロを相手が失策するなど、二死満塁とすると、8番・小藤翼(4年・日大三)が、森下の149キロのストレートを捉えて左中間への3点適時二塁打を放った。これが決勝点となり、接戦を制した早大が勝ち点1を挙げた。
最速155キロもマークし、8回2/3、133球を投げながらも勝利を掴みきれなかった森下は、「力しか入ってなかった。ああいうピンチになってしまったので、正直、自分の中でも押していくしかない、というか。冷静になれば、抜いた球で何ていうことはなかったんですけど、力でいってしまったというところが、まだまだ冷静になれなかったところ。そこで自分が三振を取れていたら、最終回は自分たちが、というところに繋げられていた。あそこで打たれてしまうのは、まだまだ力が足りないのかな」とうなだれながら振り返ったが、「前を走ってくれている法政と慶應が自分たちの相手に残っている。そこを取り切ればまだまだ自分たちにも可能性は残る。しっかりと勝てるように」と前を向いた。
森下を攻略し勝利した早大・小宮山悟監督は、「さすがにいい投手。制球力も、ボールの出し入れも、速い球と遅い球を使うタイミングもどれをとっても素晴らしかった。長いことプロで野球をやってきて、プロの試合をずっと見てきて、今すぐにローテーションに入れるぐらいのピッチングをしていた」と評し、「(3回戦に持ち込んだ選手たちに)森下と最後もう一度やれる、楽しめ、と言ったが、ぜんぜん楽しめなかった」と苦笑い。
それでも開幕週の法大戦から3試合連続で完封負けを喫していた中、前日の2回戦から主将の加藤を中心に打線に当たりが出始めた。「ちょっとずつの手応えみたいなものが出来始めている。残り3カード、奇跡の8連勝で勝ち点4を何とか達成できれば」と話した。
▼ 決勝の3点適時二塁打を放った早大・小藤翼捕手(4年・日大三)
「森下の表情を見て、真っ直ぐ一本で来るだろうな、と予想して。真っ直ぐ以外が来たらしょうがないくらいの気持ちでタイミングを合わせて弾き飛ばしていけた。理想的なバッティングができた」
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)