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固定メンバーで連覇果たした西武 辻監督が称賛した主力の「肉体的な強さ」

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連覇を達成した西武から最多の5名

8人の規定打席到達は球団タイ記録


 最大8.5ゲーム差をひっくり返してパ・リーグ連覇を成し遂げた西武。オフにエースの菊池雄星、主軸の浅村栄斗、生え抜き捕手の炭谷銀仁朗が流出したにもかかわらず、ソフトバンクとの優勝争いを見事に制した。

 今年も打力で他球団を圧倒。投手陣も破竹の11連勝をマークしたザック・ニール、史上歴代2位の81試合登板を果たした平井克典らの力投もあったが、チーム打率はリーグ1位の.265、同防御率はワーストの4.35と、昨シーズン同様、打高投低のバランスは顕著だった。

 野手陣は打撃の主要5部門のタイトルを総なめ。森友哉が首位打者(打率.329)、秋山翔吾は最多安打(179安打)、山川穂高は本塁打王(43本)、中村剛也は打点王(123打点)、金子侑司は盗塁王(41盗塁)をそれぞれ獲得。同一球団の5選手で同5部門のタイトルを独占するのは、プロ野球史上初の快挙だった。

 上記のタイトルホルダー5選手以外にも、外崎修汰、源田壮亮、栗山巧の3選手が規定打席をクリア。惜しくも規定にあと2打席足りなかった木村文紀も含め、レギュラーを固定して戦えたことが逆転優勝の要因でもあった。

ソフトバンクは柳田、中村晃が長期離脱、グラシアルも…


 8選手の規定打席到達は、黄金時代真っ只中で、同じくリーグ連覇を果たした1991年、92年以来となる球団タイ記録。そのメンバーの一人が辻発彦監督だった。指揮官は今季の優勝監督インタビューで「レギュラーたちが長期離脱することなく1シーズン戦った。この精神力と肉体的な強さが2連覇につながったと思います」と、長丁場を乗り切ったレギュラー陣を称えた。

 一方、リーグ制覇を逃したソフトバンクの規定打席到達者は、松田宣浩、内川聖一、アルフレド・デスパイネ、甲斐拓也の4選手。柳田悠岐は左膝裏の肉離れが長引き38試合、中村晃は自律神経失調症の影響で44試合の出場にとどまり、ジュリスベル・グラシアルも開幕直後の故障と夏場のキューバ代表招集により出場は103試合。主力の長期離脱が響く結果となった。

 期待する主力が試合に出続け、その中で中村の復活、外崎、森らのさらなるスケールアップなど、浅村流出の穴を感じさせなかったレギュラーシーズンの西武。CSが始まる前に、好パフォーマンスを発揮させた辻監督はじめコーチ陣、さらには、スタッフを含めた球団全体のマネジメント能力に、改めて賛辞を送りたい。
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