楽天のリリーフ陣を評価
10月5日(土)から幕を開ける『パーソル クライマックスシリーズ パ』のファーストステージに向けた前日会見が4日、ヤフオクドームで行われた。ソフトバンクから工藤公康監督、柳田悠岐選手、楽天からは平石洋介監督、銀次選手が出席し、初戦に向けた意気込みや対戦相手に対する印象などを語った。
ソフトバンクを率いる工藤監督は、「一番大事なのは、ファンの皆さんに喜んでもらう野球をすること。昨年のように勝って、しっかり上に行けるように頑張っていきたい」と語り、柳田も「いまできるベストの準備をしたと思っている。あとはがむしゃらに試合に挑むだけ」と目前に迫った試合を見据えた。
また、対戦相手の印象について問われた指揮官は「シーズン中はほぼほぼ互角。いいチームを作ったと思う」とコメント。16勝9敗と大きく勝ち越した昨季から一転、今季は13勝12敗と苦戦を強いられた相手チームを称え、「中継ぎに関しては6球団ナンバーワン。整備されているので、先制することが大事」と、ソフトバンクの「3.24」を上回る救援防御率(3.07)を誇るリリーフ陣につながる前に点を奪うことがカギになるとの見解を示した。
一方、打線に関しては「(楽天は)逆転勝ちも多いので、気を引き締めていかないといけない。一発もあるし、つながりのある野球を脅威に感じている」と語り、短期決戦を戦いなれていることに関しては「経験云々よりも入り方、進め方が大事。気を抜かないで最後に勝てるように、我々の目標はあくまでも日本一なので、ひとつひとつ足元をみて戦っていきたい」と目の前の一戦を見据えた。
初戦のマウンドを託した千賀滉大投手に関しては「期待通り。1年を通して(ローテを)回し、たくましく強くなった。明日も素晴らしい投球を見せてくれると思う」と、“エース”に絶大な信頼を寄せた。