ニュース 2019.10.09. 17:29

セのファイナルは5年ぶりの“伝統の一戦”…巨人のカギを握る「丸の復調」

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巨人・丸(C)KYODO NEWS

強力な阪神投手陣に挑む巨人打線


 いよいよ9日からクライマックスシリーズ(以下、CS)のファイナルステージが開幕。日本シリーズの“セ・リーグ代表”をかけた戦いは、2014年以来・5年ぶりに巨人と阪神による『伝統の一戦』となった。


 その5年前はというと、勢いに乗って勝ち上がってきた阪神が東京ドームで4連勝。巨人としては、その時の借りを返したいところだろう。

 当時の巨人は阪神投手陣の攻略に最後まで手を焼き、シリーズの1試合平均得点はわずか「2.3」点(9得点/4試合)。5年も経てばお互いにメンバーは大きく変わっているとはいえ、今年の阪神もチーム防御率はリーグトップの3.46と投手力が武器のチーム。特に鉄壁のリリーフ陣はファーストステージでも猛威を振るった。

 シーズンではブルペンの柱としてフル回転の活躍を見せていたピアース・ジョンソンが夫人の出産に立ち会うために不在となっているものの、それでもオネルキ・ガルシアや岩崎優、島本浩也といった多彩な左腕3枚に加え、昨年まではストッパーを務めていたラファエル・ドリス、そして最後方には大ベテランの藤川球児が控えている。この陣容を打ち崩していくのは容易ではない。

 緊迫した空気のなか、ロースコアの展開となることも十分に考えられる。それだけに、巨人としては自慢の打線がいかにして阪神の先発陣を攻略できるのか。序盤から中盤にかけての攻防が大きなカギを握るだろう。


待たれる丸の復調


 今年の巨人打線の中心は、自身初の40本塁打をマークするなど、打撃3部門で圧巻の成績を残した坂本勇人。そこに広島から丸佳浩が加わり、若き主砲・岡本和真も苦しみながらも2年連続で30本塁打をクリアした。

 彼らが初戦から問題なく試合に入ることができれば、強力な阪神投手陣と言えどかんたんな戦いにはならないだろう。しかし、あえて気がかりな点を挙げるとすれば、“丸の状態”は巨人にとって見過ごせないポイントだ。


 今季からFAで加入した丸は、原辰徳監督の現役時代と同じ背番号「8」を背負い、開幕から結果を残してきた。移籍1年目から全143試合に出場を果たし、打率.292(535-156)、27本塁打、89打点は文句のつけようのない数字だろう。優勝に大きく貢献したことは間違いない。

 しかし、9月は月間打率.222(72-16)、3本塁打、14打点と低迷。出塁率も.348で、長打率も.389と、丸にしては寂しい数字となった。とくに最後の10試合は、打率.097(31-3)と打率1割にも満たなかったほどである。

 それに伴って、チームの得点力も下がった。今シーズン唯一、月間の平均得点が4点を下回ったその事実に、その影響が顕著に出ていると見ていい。

 もちろん、優勝が決定したあとにベストメンバーではない試合があったのは事実だ。しかし、丸の不振も得点力の低下と無関係ではない。この結果から見ても、丸が不振から立ち直れるかは、チームの得点力を大きく左右する。

 パ・リーグのCS・1stステージでは、シーズン中は不振だった柳田悠岐と内川聖一がともに奮起。ソフトバンクをファイナルへと導く活躍を見せている。

 丸も柳田や内川と同様に本来の調子を取り戻すことで、チームを日本シリーズへと導くことができるだろうか。その打席に注目が集まる。


▼ 丸 佳浩(巨人)
[今季成績] 143試 率.292(535-156) 本27 点89
[9月成績] 22試 率.222(72-16) 本3 点14


▼ 巨人・月間平均得点
[4月] 4.92点
[5月] 4.96点
[6月] 4.73点
[7月] 4.78点
[8月] 4.44点
[9月] 3.95点

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