西はセ移籍後初受賞に
プロ野球セ・パ両リーグは15日、9月度の『大樹生命月間MVP賞』受賞選手を発表した。
パ・リーグからは、西武の優勝に大きく貢献したザック・ニール投手が初選出。打者部門では、オリックスの吉田正尚選手が7月以来となる今季2度目の受賞を果たした。
一方のセ・リーグは、阪神の西勇輝投手と中日の福田永将選手が受賞。西はオリックス時代にパ・リーグで1度月間MVPに輝いているが、セ・リーグでは初。福田はこれがプロ13年目で嬉しい初受賞となる。
なお、受賞選手には大樹生命保険株式会社より賞金30万円とトロフィーが贈呈される。
【パ・投手】ザック・ニール(西武) ☆初受賞
【パ・打者】吉田正尚(オリックス) ☆2度目
【セ・投手】西 勇輝(阪神) ☆初受賞(パで1度)
【セ・打者】福田永将(中日) ☆初受賞
パ・リーグ
▼ 投手部門
ザック・ニール(西武)
<成績>
4試合(27.1回) 4勝0敗 防0.66 奪三振14 自責点2
☆来日1年目で初の月間MVP受賞。
☆9月は計4試合に先発登板し、リーグトップタイの4勝をマーク。
☆6月20日から続く自身の連勝を「11」まで伸ばし、NPBの外国人最多記録に並んだ。
▼ 打者部門
吉田正尚(オリックス)
<成績>
24試合 打率.307 安打27 本塁打7 打点14
☆7月に続いて今季2度目の受賞
☆安打・本塁打はリーグトップの成績。
☆24試合中20試合で安打を記録し、うち5試合はマルチ安打。9試合で打点を挙げるなど、勝負強い打撃でチームを牽引した。
セ・リーグ
▼ 投手部門
西 勇輝(阪神)
<成績>
4試合(28回) 4勝0敗 防1.93 奪三振12 自責点6
☆オリックス時代の2014年3・4月以来、自身2度目の受賞。(セ・リーグでは初)
☆9月は4試合に登板してリーグ唯一の4勝を記録。
☆防御率1.93もリーグトップの成績で、負けられない戦いが続いた9月戦線のチームを支えた。
▼ 打者部門
福田永将(中日)
<成績>
23試合 打率.330 安打29 本塁打3 打点21
☆プロ13年目でうれしい初受賞。
☆3番打者として全23試合に出場し、リーグトップの29安打を記録。
☆20試合で安打を放ち、そのうちマルチ安打が8度。打率もリーグ3位の.330で、リーグトップにあと1打点に迫る21打点をマーク。得点圏打率.409、殊勲打6度と合わせて、月間を通じて安定した成績を残した。