チーム防御率は2年連続リーグ最下位
プロ野球ドラフト会議が17日に都内で行われ、西武は支配下8人、育成1人の計9選手を指名し、そのうち投手が6人を占めた。
パ・リーグ連覇を成し遂げながら、CSファイナルステージで2年連続敗退となった西武。今季も打高投低のチームバランスは顕著で、チーム防御率はリーグワーストの4.35だった。7選手中4選手が投手だった昨年に続き、今年も補強ポイントを重視したドラフト。支配下では12球団最多となる8選手を指名した。
1位指名は佐々木朗希(投手/大船渡高)だったが、4球団競合の末ハズレ。続いて指名した宮川哲(投手/東芝)も巨人と競合したが、今度は辻監督がしっかりと交渉権を獲得した。宮川は最速154キロの本格派右腕。先発、救援ともに経験豊富で、即戦力として期待がかかる。
2位指名は浜屋将太(投手/三菱日立パワーシステムズ)。しなやかなフォームが魅力の左腕で奪三振率も高い。鹿児島・樟南高時代に甲子園を経験。高卒後に社会人入りしたため、まだ20歳と伸びしろも十分だ。
3位指名は松岡洸希(投手/埼玉武蔵ヒートベアーズ)。右サイドハンドから球威のあるボールを投げ込み、こちらもまだ19歳と伸び盛りだ。4位は川野涼多(内野手/九州学院高)。俊足好打が売りのスイッチヒッターで次世代の内野手として期待される。
その後も、柘植世那(捕手/ホンダ鈴鹿)、井上広輝(投手/日大三高)、上間永遠(投手/徳島インディゴソックス)、岸潤一郎(外野手/徳島インディゴソックス)の4選手を指名。育成1位でも出井敏博(投手/神奈川大)を指名し、9選手中6選手が投手という結果になった。
西武のドラフト指名選手一覧
【支配下】
1位:宮川哲(投手/東芝) ×佐々木朗希(投手/大船渡高)
2位:浜屋将太(投手/三菱日立パワーシステムズ)
3位:松岡洸希(投手/埼玉武蔵ヒートベアーズ)
4位:川野涼多(内野手/九州学院高)
5位:柘植世那(捕手/ホンダ鈴鹿)
6位:井上広輝(投手/日大三高)
7位:上間永遠(投手/徳島インディゴソックス)
8位:岸潤一郎(外野手/徳島インディゴソックス)
【育成】
1位:出井敏博(投手/神奈川大)