復帰後11試合にリリーフ登板
インディアンスのカルロス・カラスコ投手が25日(日本時間26日)、プレーとともに社会貢献にも尽力した選手に贈られる「ロベルト・クレメンテ賞」を受賞した。
カラスコはベネズエラ出身の32歳。2015年から4年連続2ケタ勝利をマークするなどインディアンス先発陣の柱として活躍していたが、今年7月に白血病の闘病中であることを告白し戦列を離れた。病状が心配されたが、9月に救援投手として戦列に復帰。9月以降だけで11試合に登板するなど、病と闘いながら今季通算6勝7敗1セーブ、防御率5.29の成績を残した。
MLB公式サイト『MLB.com』によると、カラスコは白血病の公表前から同病の子どもたちを支援。また、アフリカや中南米の貧しい地域に多額の寄付をするなど、多大な社会貢献を続けてきた。
同賞はパイレーツで通算3千安打を放った強肩強打の外野手、ロベルト・クレメンテ氏にちなんで設立。同氏は1972年、ニカラグアで発生した地震の被災者に物資を届けようとしていた際、飛行機の墜落事故に遭い38歳で亡くなった。