昨季までの6年間、日本ハムでプレーした有原航平(C)Kyodo News

◆ 日本ハム、DeNA、広島、阪神が1位指名

 17日に2019年度のドラフト会議が行われ、今年最多、4球団が競合した大船渡高・佐々木朗希の交渉権をロッテが獲得した。日本ハムも佐々木の抽選に参戦したがハズレ。それでも1位で、即戦力左腕と評されるJFE西日本・河野竜生の交渉権を獲得した。

 日本ハムは17年のドラフトで、7球団が競合した清宮幸太郎の獲得に成功。それ以前にドラフト抽選で引き当てた選手は、DeNA、広島、阪神含む4球団が競合した14年の有原航平。ドラフトの成果は「5年後の結果次第」とも言われるが、有原は入団から5年で通算52勝(41敗2セーブ)をマークし、期待通りチームに欠かせない主力に成長した。

 1年目は右肘痛の影響で出遅れたが、5月中旬から先発ローテーションの一角を担い、シーズン通算8勝6敗、防御率4.79で新人王を獲得。2年目は初めて規定投球回をクリアし、11勝9敗、防御率2.94の好成績でチームのリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。3年目は10勝13敗、防御率4.79の成績だったが、自己最多となるシーズン169回を消化。4年目は再び故障で出遅れ2ケタ勝利は2年連続で途絶えたものの、抑えを経験するなど8勝5敗2セーブ、防御率4.55の成績を残した。

◆ 覚醒の5年目「狙ったコースに意図を持って投げることができた」

 5年目の今季は、開幕4連勝を飾るなど序盤から白星を量産。両リーグ最速で10勝目に到達し、自身2度目となるオールスター出場も果たした。

 後半戦は上沢直之が負傷離脱した中、エースとして孤軍奮闘。チームは失速し5位に終わったが、有原自身は15勝8敗、防御率2.46の好成績を残し、初タイトルとなる最多勝獲得。防御率もリーグ2位、勝率は同3位の.652を記録し、シーズン終了後「今シーズンはコントロールよく丁寧に投げられたと思います。狙ったコースに意図を持って投げることができましたし、打者の方がくれたアドバイスを投球に生かすことができました」と自身の投球を振り返った。

 三振数も大幅に増加した。今季はツーシームの割合を改めて増やし、カットボール頼みだった投球スタイルからモデルチェンジ。18年に.297だった右打者被打率は.184に良化し、奪三振率は18年の7.08から8.82にアップした。

 ともにローテーションを支えるはずだった上沢が負傷で離脱、ニック・マルティネスも故障で全休した中で、1年間ローテーションを守り続けた今季の有原。改めて「さすが4球団が競合した投手」と想起させるパフォーマンスだった。

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ベースボールキング編集部

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