三振数は「自分自身のバロメーター」
野球日本代表「侍ジャパン」は1日、カナダ代表と強化試合第2戦を行い3-0で勝利した。5人の投手が完封リレー。なかでも先発を託された今永昇太(DeNA)投手が、3回1安打無失点、6奪三振の快投を見せた。
今永は初回、二死二塁のピンチを背負ったものの、4番・サンダースを中飛斬り。2回以降は5者連続三振を奪うなど、尻上がりの内容でカナダ打線を寄せつけなかった。左腕は「カナダ打線は鋭いスイングをする打者が多かったので、会沢さんとしっかりコミュニケーションをとって丁寧に投げられた」と総括。
直球の走り、変化球の精度とも抜群で、6奪三振については「(三振は)自分自身のバロメーター。三振を取るたびに歓声を上げていただき本当に力になりました」。多投したカットボールに関しては、「いい変化をしてくれたし失投も少なかった。大会の緊張感のある場面でもしっかり投げれれば」と手応えを口にした。
『プレミア12』1次ラウンドは、難敵・台湾戦先発へ
国際試合での強さが光る。侍ジャパンデビューとなった2017年11月のアジアチャンピオンシップ・台湾戦では、6回3安打無失点、12奪三振の快投。18年3月の強化試合・豪州戦では2回無失点4奪三振、19年3月の強化試合・メキシコ戦でも2回無失点4奪三振と、計4試合で13イニング連続無失点、26奪三振と驚異的な数字を残している。
大会初制覇を目指す『プレミア12』の1次ラウンド(台湾)では、アウェイゲームとなる第3戦・台湾戦(7日)の先発が有力。「大事な試合を任さられるように、結果を出したいと思っていた」と自覚十分だ。