緩急駆使しゴロアウトの山を作る
野球日本代表「侍ジャパン」は6日、『第2回 WBSC プレミア12』の1次ラウンド第2戦(台湾)でプエルトリコ代表と対戦。先発の高橋礼(ソフトバンク)が、6回1安打無失点の快投を見せた。
初回、先頭打者の打球が右足に当たるも、コースが変わった打球を三塁・松田宣(ソフトバンク)が処理し三ゴロ。一瞬ヒヤリとしたが、続投後も内野ゴロ2つを奪い無失点スタートを切った。2回以降もテンポ良くアウトを重ねゴロアウトの山。5回までパーフェクト投球を続けた。
打線は3回、二死から一、二塁の好機を作り、3番・近藤(日本ハム)の一塁内野安打に敵失が重なり先制。さらに、続く好機で4番・鈴木(広島)が特大3ランを左翼席中段へ運び4-0とリードを広げた。
高橋礼は6回、二死から四球で初めての走者を許すと、次打者には初被安打となる左前打を打たれ一、二塁。この試合初めてピンチを背負ったが、最後は2番・デヘススをスライダーで空振り三振に仕留めた。
右腕は6回73球、1安打3奪三振無失点で降板。初回から17打者連続アウトを記録し、1次ラウンド突破がかかる大事なマウンドで大仕事をやってのけた。