金子コーチ「台湾のときより状態いい」
11日から始まる「プレミア12」スーパーラウンド。オーストラリア戦を控える侍ジャパンは10日、ZOZOマリンスタジアムで前日練習を行った。
日本は敵地で行われたオープニングラウンド(OR)最終戦・チャイニーズタイペイ戦を制し、3連勝で日本に帰還。全試合で4番に座っている鈴木誠也(広島)はホームでの試合を前に「応援もありますし、多くの人が足を運んでくれると思う。100%以上の力を出して頑張りたい」と意気込んだ。
鈴木はこの日の打撃練習で吉田正尚(オリックス)と同組でケージに入り、左右の大砲が呼応するかのようにスタンドへボールを放り込んだ。金子誠コーチも鈴木について「台湾のときより状態はいいと思う。座りがいい」と主砲を見守った。
鈴木はOR3試合で打率.455(11-5)、2本塁打、9打点と絶好調。それでも「自分の調子よりというよりチームの状態がいいですし、いい勝ち方ができてるので、続けて勝てれば」とコメント。
国際大会では情報が少ない相手との対戦が続くが、「日本のピッチャーと違って相手も僕たちのことを知らない。見ていくと、どんどんストライクを放られて追い込まれるので、フォアボールというよりは、自分から仕掛けていってその中でボール球を見極められたら」と、積極的な姿勢で臨んでいる。
オーストラリア戦では3試合連発が期待されるが、「勝たないと意味ない。勝つ姿を見せられれば」と、悲願の世界一に向けて勝利だけを見据えた。