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侍ジャパン、SR初黒星 稲葉監督「いろいろ考えてやっていきたい」

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米国打線に先制を許した高橋礼-甲斐の侍ジャパンバッテリー
【プレミア12 スーパーラウンド】
● 日本 3 - 4 米国 ○
<11月12日 東京ドーム>

 日本の先発は、オープニングラウンド第2戦でプエルトリコを相手に5回2/3までパーフェクトピッチングを見せた右アンダースローの高橋礼。高橋は1回こそ打者3人で抑えるも、2回表、先頭の4番・ボームの二塁打をきっかけに1死三塁ピンチを招き、ここで日本の内野陣は前進守備を敷く。続く6番・クロネンワースは一ゴロも、一塁手・浅村は先に一塁ベースを踏んでからホームへ送球したが、間に合わず、アメリカに先制を許す。

 積極的に振ってコンタクトするアメリカ打線の前に4回表も一死一・三塁のピンチを招いた高橋は3番・ダルバックにレフトへの適時二塁打を許して0-2。日本は、前日のオーストラリア戦に続き、2点を追いかける展開となった。

 3回までノーヒットの打線は、4回裏、アメリカの2番手左腕リチャードから4番・鈴木誠也が中越の三塁打。ようやくチャンスを迎えると、二死三塁で、この日が29歳のバースデーだった6番・浅村が右前へ適時打。4回の守備で打球を右ふくらはぎ付近に受けながらも意地の一打で1点を返して1-2と追い上げる。

 反撃ムードは高まったが、5回表に登板した2番手の山岡が連打から一死一・二塁とされ、4番・ボームに右前打を許して失点。1-3と2点差で迎えた6回裏、日本は、相手の送球エラーで鈴木誠也が出塁すると、二死一塁から、またも浅村がアメリカ3番手の右腕・ファイアーライゼンの高め150キロ直球を弾き返し、右中間フェンス直撃の適時二塁打で2-3と詰め寄る。

 しかし、6回から登板した4番手・大野雄大がイニングをまたいで三者連続三振を奪いながらも、7回表に2番・アデルに右翼席へのソロ本塁打を許し、2-4と再び2点差に。

 7回裏一死から9番・外崎がショートへの内野安打で出ると、1番・丸がライトのフェンス直撃の二塁打でチャンスを広げ、二死二・三塁で3番・近藤が二遊間へ打球を飛ばしたものの、守備シフトにかかってショートライナーに倒れた。

 8回裏も先頭の4番・鈴木誠也が大飛球を飛ばし、中越の二塁打となり、チャンスメイク。その後、一死三塁となり、打席は浅村。2度の打点王を獲得した勝負師はここでもアメリカの5番手・ジョーンズから左前に適時打を放った。稲葉監督はすぐさま浅村に代走・周東を送る。前日のオーストラリア戦でも神走塁を見せた周東はすかさず二盗。しかし、続く坂本は空振り三振。暴投で周東が三進したものの、途中出場の會澤も右飛に倒れた。

 9回裏は、日本のプロ野球・オリックスに所属するディクソンの前に三者凡退。あと1点、届かなかった日本は3-4で今大会初黒星を喫した。

 なお、菊池涼介が7回の守備から交代した。5回の守備中、ボームの適時打にジャンプして飛びつこうとした際に、「首の違和感」を訴えた。

▼ 侍ジャパン・稲葉篤紀監督
「負けてはしまったが、選手は全力でやってくれた。高橋礼も含め他の投手も失点はしたが、粘り強く投げてくれたと思う。きょうは礼の投球にアメリカ打線がしっかり振れていると感じた。でも最少失点で礼は4回、頑張ってくれた。当然、(今後)投げる機会をつくっていくというか、そういう場面がもう一回あれば、しっかり抑えてくれるという期待は持っている。打線も粘り強くやってくれた。選手は全力を尽くした結果であって、結果の責任はすべて私にある。選手は目一杯やってくれた。(三塁打と二塁打の鈴木)誠也は好調を維持してくれている。(3安打3打点の)浅村は逆方向へのヒットということで、こういうバッティングがこれからヒントになってくるのではないか。きょうは3打席とも素晴らしいバッティングだった。負けた全責任は私にある。その中で打線の組み方、そこをこれからもう少し考えていく必要があるのかな、と思う。(3三振の坂本)勇人も目一杯やってくれたと思う。またあしたも試合がある。勇人としっかり話して、切り替えてやりたいと思う。(韓国も敗れたが、次のメキシコ戦へ向けて)とにかく切り替えて、あした一戦取りにいけるように、いろいろ考えてやっていきたい。(菊池涼介の交代は)首の違和感ということで。あした様子を見ながら決めていく」。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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